2007年07月02日

『パパとムスメの7日間』第1話


ドラマ 『パパとムスメの7日間』公式サイト
第1話「マジ!? パパがあたしで、あたしがパパで―」




非常に良かった。今作品の演出の高成麻畝子氏というのは 同局の『吾輩は主婦である』を 手がけたこともある人なので、この下手すると生々しく湿っぽくなりそうな入れ替わりと いうテーマを楽しく万人向けに見せることが出来る手腕は流石かと。懸念していた 入れ替わった二人の演技もわざとらしく誇張しすぎるということもなく素直に見れた。 小梅(恭一郎)が友達の彼氏に説教するときに「私は〜」って言うんだけど 男性が言うようなニュアンスを上手く表現できてたと感心。

ストーリーの面で言うと、あまり話さなくなっていた父と娘が相互理解を果たすという点は、 今回の1話で結構達成しているように見える。これはドラマという1時間の 枠の中である程度の起承転結を成さなければいけないといったところの影響が大きいと思う。 原作の配分で言ったら小梅イベントは彼氏とのデートをこなしたらもうほとんどなく、ドラマオリジナルの 要素を足さざるを得ないのでおおいに期待ですよ。入れ替わりのきっかけに 伝説の桃が絡んでいるようなのでそこらへんの話があるかな。

何より今回の作品影響力が半端ではない。やはり常に視聴率というものを意識して 作られるテレビドラマという舞台だと、もう貪欲にメジャーな空気を作り、名の強い役者を 使い、宣伝やらありとあらゆる手を使って周囲を盛り上げて行こうという強い力を感じる。 普段はこの手の作品にはTSF界の人間しか感想書かなかったりするんだけど、もう溢れんばかりの 一般の方の感想がそこらじゅうで読めるという状況。この入れ替わりというジャンルの何年かに 一度来る盛り上がりが今来てるんだと思います。

で、ここからはちょっと違う話だけど、一般の方とTSF嗜好を持つ私のような人間との作品の 捉え方の話。大量の一般の方の感想を読んでるとああやはり違うなと感じる。TSFを嗜好する 人間にとっては今回の作品で言うなら「女子高生の娘の体になってしまった中年男性」と いう点こそが最大の関心事。そこはどうしてもさらっとは流せないポイント。でも一般の方の感想読んでると その点への執着がほとんどないのがよくわかるわけですよ。やはりTSF嗜好ってのは稀な感性だと 再認識した次第。

自分の場合はというと、父と娘の入れ替わりが一番好きという個人の嗜好もあるんだけど、入れ替わり 作品に関する価値観は既に三周か四周くらいしていて、もう今回の作品は心の奥底から楽しんでます。 もうこれを殿堂入りさせないで何を殿堂入りさせるのかっていうくらい。本当に素晴らしい作品です。 密かな楽しみとしてちょうど前番組(どうぶつ奇想天外)が終わった時に「『パパとムスメの7日間』、この後すぐ」って いう案内があるんだけど、そこの小芝居もいい。おかしさが凝縮されてるのでオススメです。

posted by クロエ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 実写作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする