2012年03月31日

『山田くんと7人の魔女』第2〜4話


少し時間が経ってしまったのですけど遅れてでも取り上げるべきだと思いましたので。

週刊少年マガジン 第13号から第15号 掲載
『山田くんと7人の魔女』(著者:吉河美希
紹介ページ 紹介記事
第2話〜第4話

元に戻った山田とうららは再度キスをし、キスをすることでお互いに入れ替わることを確認した。退学がかかった追試が迫っていたことを思い出した山田はこの能力を使ってうららに代わりに追試を受けてもらうことに。そしてうららの代わり体育の授業を受けようとしていたところ着替えを盗撮されたが得意の喧嘩で盗撮犯を捕まえた。山田は無事試験をクリアしうららはそのことで人気者になったのだった。(第2話)

▼あっさりと受け入れるうらら



お互いの生活を体験し生活が楽しくなった山田とうららはその日も入れ替わっていた。そんな山田たちに目をつけた生徒会副会長の宮村はうららの体の山田を連れ出し、山田がうららと入れ替わっていることを見破ってしまう。そんな山田に宮村はうららが大学へ進学しない理由を探ってほしいという。後に本人が言うには、学校が嫌いで勉強するだけなら進学する必要がないとのことだった。しかし山田の存在で考えを改めたというのだ。(第3・4話)

▼第3話の扉絵。いいですこの構図。



2話で入れ替わりのルールの一部が判明する。“キスをするだけで入れ替わり、かつ元に戻ることが出来る”。「年頃の男女がキスする」というのと「異性と体を入れ替えるのを受け入れる」というのは普通なら(特に少女にとって)相当にハードルが高いことなんだけど、白石うららの“良く言えば”ミステリアスなキャラクター性によってあっさり成し遂げてしまう。この点普通の女の子だと嫌がって中々入れ替わらないことが予想されるわけで、それよりかは理屈より先にガンガン入れ替わってくれるこの展開は熱く支持したい。

映画『転校生』では一度入れ替わったら物語の最後まで元に戻ることは出来なかったが、この作品はキャラクターらの自分の意思によって入れ替わりを行うタイプ。いつでも元に戻れるというのは入れ替わり状態の緊張を薄くする点こそあるが、筆者の持論としてコメディ要素多めのシリーズ作品ではこちらの方が向いていると思う。

固定するタイプでは「元に戻ること」が物語の終着点になるのが普通で描き方によっては「別の人間として生きなければならない」という負の面が強調されることもあり扱いが難しいのだが、任意タイプでは「入れ替わったことによって何をするか」をエピソードごとに変えることが出来る。(実際それをやってバラエティあふれるエピソードを数多く作った作品が『へんしん!ポンポコ玉』で、興味ある方はオススメです。はい。)入れ替わらなければ出来ない何かを設定するのは大変だけど是非頑張ってほしいです。

posted by クロエ at 22:40| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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