2010年10月17日

『僕と彼女の×××』第57話


月刊コミックブレイド アヴァルス 11月号 [Amazon] 掲載
『僕と彼女の×××』(著者:森永あい)
第57話

夏休みが終わろうとしている8月29日、あきらは千本木の家で夏休みの宿題をこなしていた。 千本木の家族にももはや公認の仲になろうとしている中、あきらはあるやっておきたいことがあるという。 そして、菜々子を神社の境内に呼び出したあきらは、今まで菜々子に自分がずっと菜々子のことを 好きだったことを告白した。そして今は千本木のことを大切に思っていることを菜々子も 自然と受け入れた。そしてあきらは千本木から受け取った指輪をはめるのだった。





これは神エピソード来ちゃったね。あきらが菜々子に思いを持っていたという部分はうやむやに してほしくないなあと思っていたのですごく満足感あります。菜々子も自分勝手全開のように 見えてあきらの両親もちゃんと見てたという。そして周りにそのことを伝えて前へ進もうっていう。 心の取っ掛かりがなくなったあきらが千本木からもらった指輪をはめたシーンはそういうことを描いた名シーン。 もう今回が最終回でも良かったんでは?って感じです(笑)。

これは入れ替わりの物語という意味でも非常に面白いと言えるんじゃないですかね。 ほとんどのそういう物語にとって入れ替わりというのはその人物たちに起きた事故・障害であって、 それが取り除かれる(元に戻る)ことが物語の解決というのがお約束の物語の〆なわけです。 まあそんな中で幾つかの作品は、(ギャグのオチという形でなく)元に戻らないまま終わるという 選択を取る作品があったりします。定石からはもちろん外れる形ではありますが、物語として そういうのはありだろうと自分は前向きに捉えているわけですが、実際のところそれらは 元に戻る手段がないからなし崩し的に受け入れるという消極的受け入れだったりするわけです。

『僕と彼女の×××』という作品は基本ギャグなので「男女逆転したはずなのにこっちのほうが しっくりしてる」というちょっと捻った形を採っている。それ自体は王道以外のパターンとしてはよくある 話なんだけど、じゃあその状況で進むべきとこまで進んでしまった場合の話を描いた例というのは 今までなかったので、これはすごいなと思ってるわけですね。少なくともここまでは。

この話の中で予言されている「明日(8/30)に菜々子の両親にこのことを言いに行く」っていうのが カオスフラグ回収編に相当するでしょう(笑)。個人的にはここまでキレイに話がまとまってるところを ぶっ壊しにいくのはないだろーという心理にもなってるんですけど、最終的は森永あいという作家の本性がどこにあるか、 だと思います。わたしゃギャグ漫画家ですからーっていうモードになっていればカオスエンドだろうし、 たまには少女漫画もきっちり描いてやるーというモードになってれば今の流れを活かすでしょう。

自分の中では大体5つくらいパターンが想像できてますがさてどうなることやら。

posted by クロエ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(1) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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