2012年07月22日

アニメ『ココロコネクト』第2話「なかなか面白い人間達」

テレビアニメ 『ココロコネクト』公式サイト
ヒトランダム編 第2話「なかなか面白い人間達」




文研部の5人の間で、人格入れ替わりが次々と発生するようになった。唯と入れ替わった太一は身を隠すために女子トイレに駆け込むが、やましい目的ではないかと唯から疑われてしまう。そんな困った事態の連続に、困り果てる5人。そんなとき、彼らの前に<ふうせんかずら>と名乗る存在が現れる。 (公式サイトから引用)

今回のエピソード分で原作との差異を比べつつ、この第2話は見どころも結構多いのでいくつか言及してみます。




太一と唯の入れ替わりシーン。原作ではどちらかといえば「入れ替わり期間が短かった例」という感じのシーンであって、唯(太一)がトイレに入るとこまでいかないんですけど、トイレの男女を間違ってかつ「お前トイレで何しようとしてた」的なドタバタに上手く変更してます。いい修正。




ふうせんかずらと初接触のシーン。アニメ『ラムネ&40炎』の該当エピソードでも「なんで入れ替えたりするのかって?そりゃ面白いからだ。」な感じの台詞がありましたが、ここらへん作者の本音も言わせてるのかなーと思います(笑)。まあ実際何か壮大な実験みたいな理由よりいたずら感覚で人をおもちゃにするほうがゾッとするというとこもあるでしょう。
原作では唯が投げ飛ばされた後、5人全員に入れ替わりが発生してしまってふうせんかずらを追いかけられないという描写もあったけどそこはカット。まあなくてもいいかな。




青木と入れ替わった伊織のシーン。川面真也監督は『ジャイアニズム』vol.3のインタビューで「入れ替わる際にわかりやすい演出はいれない」ということを言ってましたが、実際変わったのは口調や性格でわかるようになっています。そしてそうなる可能性があることは太一たちも知っているのでそういうもんだと受け入れる。日常と非日常が地続きで繋がってる感が良いです。




伊織が語るアイデンティティの話。人間は何をもってその人物がその人物であると言えるのか。これは伊織が抱える悩みにも繋がる部分ですが、入れ替わり作品は世の中に多いけどこの部分に言及している作品ってほとんどないんですよ!いや本当に。深くて面白いテーマだと思うんだけどなあ。よく入れ替わり作品を見た人の感想で「入れ替わりネタなんて散々やりつくされたネタだろ」というのを見かけますがむしろ逆です。全然掘り下げられていない題材ですね。




クラスの係に立候補しようとする太一のシーン。これはアニメの演出が光りますね。流れはまったく自然なのに発生している異常事態。ちゃんとここまであらすじを見ていて先述した「入れ替わりに演出を入れない」を理解していれば、説明なんかなくても“絵”で何が起きたか理解できます。

この第2話では“入れ替わりの作品におけるポジション”が判明したわけです。「謎の存在・ふうせんかずらによって仕掛けられた超常現象」。ふうせんかずらは人間を超越した存在として描かれています。人間が台風が来るとわかっても台風自体を打ち消そうなんて思わずどうやり過ごすかを考えるのと同じ。このポジションはキャラクターたちが現象そのものへの探求・元に戻る(この作品の場合は現象が収まる)ための解明努力を描かなくて済むので、原作を最初に読んだ時も上手いなーと思ったりしたものです。

posted by クロエ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・ゲーム作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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