2014年12月09日

感想『シャッフル学園』第4話


mf.gif 『シャッフル学園』(著者:ホリユウスケ
第4話「24」
雑誌 月刊少年チャンピオン 2015年1月号 [Amazon]

<あらすじ>
トトキー(カモ)の腕を焼いて消毒するかの瀬戸際でカブちゃん(静馬)たちが医療道具を持ち帰えることが出来た。応急治療を施し人心地する静馬たち。

そこにまた別の生徒4人が合流。その内の一人・ナトリンはラジオを有していたので外の世界のラジオを聞くことが出来た。それによると今回の事態は「物質転送装置」によって引き起こされたことであり殺人鬼だけを転送させる予定だったが、2年2組のクラスごと転送され謎の異空間に閉じ込められてしまったというのだ。

分からないことだらけで不安に苛まれる静馬たちだったが、ルミ(アレン)は11人いれば数の優位で殺人鬼に立ち向かえるとみんなを励ますのだった。
そしてフェンシングマスクを被った男子生徒の体を持った誰かが行動を起こそうとしていた。

<コメント>
本編の内容に触れる前にこれまでの状況の一覧表が作成されてます。第4話ver。
(※クリックで大きく見れます)

shuffle_gakuen04_00.jpg

さてここから本編。

カブちゃん(静馬)らの帰還も間に合い事無きをえたトトキー(カモ)。そしてここで静馬が抱く葛藤は極限状況+入れ替わりという他に類を見ない状況ならではの葛藤になってますね。

shuffle_gakuen04_01.jpg

そしてここで新たに4人が合流。見て行きましょう。

shuffle_gakuen04_02.jpg

姿を見せたのはナトリンこと汝鳥光郎(なとりみつろう)とシカマリこと四竈里奈(しかまりな)
なんとこの2人、入れ替わっていない
最初は「一対一」の入れ替わりなのか、と思ったんですが入れ替わってすらいない。
アレンの想像では「シャッフルが完全ランダムで行われたとして全体の数がわずか24人しかないのだから自分の体と心が合致する人間がいてもおかしくない」(要約)とのこと。この説が正しいなら入れ替わってないのではなく入れ替わりは行われたが自分の体を引き当てたということに。

今まで筆者は誰の体に入ったら損か得かみたいなニュアンスで語ることが多かったですが、戻れるかどうかもわからないこの状況で形として入れ替わっていないのは真の勝ち組と言えるでしょう。
(入れ替わりネタとしては面白みに欠けますが)

shuffle_gakuen04_03.jpg

水泳部の根津理沙の体に入ったのは眼鏡リボンの梶育子でした。
そして1話ではコスプレを進められてた藤井松榮の体には羽倉潜(はくらひそみ)。 見ためそっくりの仲良し二人組も今や性別すら違う。根津理沙は第1話の時点で最低でも2人の男子生徒になんらかの因縁があるのでそこら辺が体を得るかと予想したのですがハズレ。この状況で水着姿というのも中々そそる大変なことですが、それ以上に育子が落ち込んでいたのは

shuffle_gakuen04_04.jpg

自分の体が死んでいたのを目撃したから。
育子は絶対に自分の体に戻ることは出来ない、という可哀想な存在に。
殺人鬼が本気出すとこういうパターンがどんどん増えていくことになります。

そして唐突に静馬が語るこの空間からの脱出条件

shuffle_gakuen04_05.jpg

どうしてこうなるのかは後の話で語られるでしょう。


さてこの『シャッフル学園』という作品は世間一般的にどんな作品かといえばデスゲームものというジャンルに属する作品です。極限空間の中に閉じ込められた人間らが生死をかけて戦うというストーリー。そこに入れ替わりというエッセンスを加えたのが本作、というのが正確な位置付けかと思います。
デスゲームものに関して詳しくは以下のまとめなどを参考に。

「デスゲーム」の変遷
http://matome.naver.jp/odai/2137511135919585401

今回の脱出条件を見るにようやくそのデスゲーム体制が整った感じです。
単なる殺人ゲームで済まないカオスさがこの作品にはあります。

ここで一回整理しましょう。
今回はまだみんなパニックの最中であり、中々進む方向性というのが見えてない感じですが、どうなればいい方向の決着なのか、いやもっと言うとどうすればこのデスゲームでの「勝ち」なのかを考えてみると

【1】この空間から脱出すること
【2】自分の体に戻ること

この2つを達成することじゃないでしょうか。

【1】:まだ脱出の手がかりさえ掴めてないですが、今回その条件が提示されました。
「脱出出来るのは2人のみ」

【2】:そもそも元に戻れるのか?という問題もあるのですが脱出さえ出来れば転送装置の応用で元の体で戻れるかもしれない。なのでそこはとりあえず置いておくとして、殺人鬼の存在が話をややこしくしてます。

こいつのせいで「(誰かの体を得ている)自分が生き残ることはもちろん自分の体を持っている誰かを生き残らせる」という行動を取る必要があるということ。
梶育子のように自分の体が殺されてしまったら100%元に戻ることが出来ません。一方今回登場したナトリンとシカマリは入れ替わってない形なので【1】だけ考えればいい。かなり勝利条件に近いことになります。

しかし脱出できるのは2人。入れ替わってる人間にとっては一対一で入れ替わっているならその2人が勝ち抜けば丸く収まりますが、静馬たちのようにバラバラに他人の体に宿っている場合は、今の自分が生き残ることと自分の体に宿った誰かを生き残らせる形となりこの場合は勝ち条件を満たせるのは実質1人だけになります。

今の組み合わせだと例えば
知識絢音位高あかり)と位高あかり南風清蔵)が脱出出来たなら位高あかりがもっともいい条件で抜けたことになる。何故なら自分の中身も体も揃っているから。脱出後にこの二人を入れ替えることが出来れば位高あかりは完全に元に戻れる。(しかしその場合ハエキヨはチッシーの体で生きていくことになる。考え方によっては勝ち組と言えなくもない。

あくまでここで語ったのは【2】の「自分の体に戻ること」を達成するとした場合の話です。
でもこれは絶対ではないですよね。(ニヤリ)
次の展開も楽しみです。


名前は体(心)、性別は(男:、女:、猫:)で表記しますが、
第3話時点で判明しているのが
-----------------------------------
株本優鈴森静馬
一見かなでセンター長
絵口ルミ上水流アレン
十時伸一加門隆信
知識絢音位高あかり
井伊覚根津理沙
位高あかり南風清蔵
汝鳥光郎汝鳥光郎
四竈里奈四竈里奈
根津理沙梶育子
藤井松榮羽倉潜
上水流アレン???

???(殺人鬼

死亡
梶育子(???)
青井雪子(???)
-----------------------------------
という状況。

posted by クロエ at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
青井雪子かわいいのになんで死んでもうたん… ←3話で雪子を知った人
せめて中の人は元気でね…(涙
Posted by at 2014年12月10日 21:44
最近見始めました。2人しか生き残れないと書いてる時点で犬も間違いなく生き残りますね。2人と1匹。
Posted by at 2015年08月09日 01:38
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。