2016年01月06日

『オレが腐女子でアイツが百合オタで』第1話 感想


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mf.gif 『オレが腐女子でアイツが百合オタで』(著者:アジイチ
第1話
雑誌 月刊コミックフラッパー 2016年2月号 [Amazon]

<あらすじ>
吉田玲時は生粋の百合オタだったがオタクへの迫害を恐れ隠れてオタク活動していた。一方同じクラスの女子・保科美鶴は趣味はオープンにしている漫画オタクだが実はBL命の腐女子だった。そんなある日2人は大規模即売会のイベントでばったり遭遇してしまう。オタク趣味をバラされることを恐れた玲時はその場を逃げ出した。

後日、美鶴に漫研の部室に呼び出された零時は趣味のことで脅迫されると思っていたが、美鶴はイベントでの落し物を渡したいだけだった。勘違いから大騒ぎの二人は揉み合いになり倒れこんでラッキースケベ状態に。すると漫研の部室に巣食う幽霊の漫子さんが現れた。漫子さんはモテずに死んだためリア充を憎んでおり二人のイチャイチャ(に見えた)状態に怒って二人の中身を入れ替えてしまった。

<解説>
なかなか意欲的な作品は始まりましたよ?
主人公は百合男子・ヒロインは腐女子という立場こそ正反対だけどどちらも異性の同性愛に造詣が深い二人。 じゃあその二人を入れ替えるとどうなるんじゃ?と。
いやこれ意外と今までありそうでなかった発想なんですよ。
(正確にはないわけじゃないんだけど連載としては初めて)。

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いやーこういうベタなのいいっすわー。主人公の二人はどんどん自分を出していくタイプなのでドタバタコメディとしても普通に楽しいです。
第1話は入れ替わって大騒ぎ!というとこまでですけど、当然気になるのは自身の趣味と起きてしまった変化をどう捉えるか ですよね。玲時で言うなら自身の(美鶴の)体で百合を体験するのか、それとも趣味と現実は違うとなるのか。百合オタ・腐女子の部分は他の人には知られてないのでその部分は別に相手を演じなくていいのは何気に上手い設定。二人は当分戻れなさそうだし色々と悪戦苦闘して(もしくは楽しんで)もらいたいところ。

そういえばずっと噂で語り継がれてるくらいだから以前にも入れ替えられた生徒がいてもいいですよね!
今後の展開がなんとも楽しみです!

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2015年03月04日

感想『シャッフル学園』第6話


mf.gif 『シャッフル学園』(著者:ホリユウスケ
第6話「じぶん」
雑誌 月刊少年チャンピオン 2015年3月号 [Amazon]

<あらすじ>
見張りを離れたルミ(アレン)は気がかりだった自分の体を持つ誰かを探していた。その途中ハエキヨとカブの死体を発見、そしてアレンの体を持つ誰かに出会った。
しかしその人物は自分がアレンだと名乗るのだ。アレンは会話をするうちに誰がアレンの体の中身が誰なのかの気付き問い詰めようとするのだが目を潰され高所から落下してしまう。

一方静馬たちのスペースではチッシー(いたちゃん)が襲われてしまう。それは小池史訓の体を持った知識あかりだった。なんとか静馬たちが取り押さえるもののこの状況にチッシーは完全におかしくなってしまっていた。

そして静馬たちの場所に戻ったアレン。アレンは自分の体に宿った人間が危険な存在であること、ハエキヨ・カモの体が殺されてしまったこと、自分が致命傷の怪我を負ってしまったことを告げて倒れてしまうのだった。

<コメント>
本編の内容に触れる前にこれまでの状況の一覧表が作成されてます。第6話ver。
(※クリックで大きく見れます)

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さてここから本編。

静馬たちの前に現れた小池(知識)。

さすがに笑いましたわw

自分の体を持っている誰かに対して激高。

入れ替わりものは

A「他人の体になった自分」
B「自分の体になった他人」

の二つの異常な状況にどう相対するかという部分があります。
今まで静馬と合流した面々はかなり分別があるなあ、と実は思ってました。正常性バイアスみたいな心理状態だったかもですが、もっと今の状況を嫌がる人間がいてもおかしくないですよね。
そこに現れた知識はようやく現れたこのA・Bどちらもイヤ!の典型例。

そりゃイヤだよね

台詞を見る限りではBの方がイヤ度が高めかな。
殺人鬼がいるせいで殺人鬼への対処が優先になってますけど、自分が見たかったのは割とこういう展開ですよ。今は殺人鬼なんかいなくても十分に気が狂いそうになる状況なんです。このチッシーはある意味殺人鬼以上に何をするかわからない。

個人的にはいたちゃんとチッシーを1対1で入れ替える展開でも面白かったかなとは思います。
そして自分の体を持つ誰かと相対するルミ(アレン)。

ヘヴン状態

チッシーは入れ替わり状況を心底嫌がって気が狂ってましたがこの人物にとってはそうではない。アレンという理想の立場を手に入れ単なる一般人と化したアレンを見てほくそ笑んでいる。

1話の数少ないキャラ情報と4話の台詞から判断するとアレンの中身が誰かって言ったら、ぶっちゃけ妹のアリスしか考えられないんですけども。アレンが金持ちの家に御曹司なのでアレンになれば人生逆転と考えてる他の生徒もいたかもしれない。正直判断材料が少ないのでアレンの中身が誰かを予想出来るのもここくらいまで。

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自分の今の立場を再認識させられるアレン。
この部分アレンもあまり意識してないというか考えないようにしてた気がする。自分がこのままルミの体だと自分の立場を失ってしまうことに。こういう葛藤こそ集団入れ替わりという状況を活かした描写ですよ。

静馬たちのいるスペースに戻ったルミ(アレン)は落下の時の後頭部損傷により死亡(でいいよね?)。アレンは有能なので途中で退場するだろうなとは思ってました。便利すぎるアイテムは使いにくいので。
アレンも自分の体の中身が誰かを教えても良かったと思うんだけどなんで隠したのかな。どっちにしろ自身が死んでしまったら意味なかったのに。

今回ようやく集団入れ替わりという状況が引き起こした悲喜こもごもが顔を見せてきた感じです。単なる生き残りサバイバルではなく“椅子取りゲーム”としての様相を呈してこなければこのシチュエーションは面白くない。

あと死体になってしまったら中身が誰だったのかわからなくなっている点。
生きてる人間が全員登場してくれれば消去法で誰が死んだ体の中身だったのか(細かい特定まで出来ないまでも)生き死にの判定は出来るので残りの生き残りに早く登場してもらいたいところ。

名前は体(心)、性別は(男:、女:、猫:)で表記しますが、
第6話時点で判明しているのが
-----------------------------------
株本優鈴森静馬
一見かなでセンター長
十時伸一加門隆信
知識絢音位高あかり
井伊覚根津理沙
位高あかり南風清蔵
汝鳥光郎汝鳥光郎
四竈里奈四竈里奈
根津理沙梶育子
藤井松榮羽倉潜
小池史訓知識絢音
上水流アレン???

???(殺人鬼

死亡
加門隆信藤井松榮
南風清蔵青井雪子
絵口ルミ上水流アレン
梶育子(???)
青井雪子(???)
-----------------------------------
という状況。

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2015年02月09日

感想『WHITE NOTE PAD』第1話

mf.gif 『WHITE NOTE PAD』(著者:ヤマシタトモコ
第1話 試し読み
雑誌 フィールヤング 2015年3月号 [Amazon]

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<あらすじ>
ある女性雑誌の撮影の現場で出会う女子高生・小田薪葉菜(おだまきはな)と38歳の元自動車工の木根正吾(きねしょうご)。実は二人は一年前突然入れ替わってしまっていたのだ。お互いに連絡も取らずいたが偶然に出会った二人は話し合うことに。正吾の体になった葉菜は連絡も取れず記憶喪失として扱われ苦労していたが、一方葉菜の体になった正吾は雑誌の読者モデルを努めていたのだ。

元に戻る可能性を探ることも含め、生活に困っている葉菜をなんとかすることにした正吾は葉菜を雑誌の編集部で雑用係として雇ってもらうようにしてもらった。最初は戸惑っていた葉菜だったが徐々に編集部の女性らとも打ち解けていた。しかしある日二人は編集部の女性たちが葉菜(正吾)のことを男のように勝ち負けにこだわりモデルの世界を馬鹿にしてるんじゃないかと陰口を叩いていたのを聞いてしまう。


<コメント>
というわけで女性向け漫画雑誌の新連載作品です。
入れ替わり作品といえばドタバタな要素があったりして漫画的な荒唐無稽さの印象が強いですが、本作は女性向けなので極めて地に足がついた設定・世界・キャラクターが描かれてます。両者とも人生面白くないとは思っていた没個性なキャラクターですが、やっぱり女子高生とおっさんの入れ替わりというのは結構なインパクト。

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話の方はこういった感じで全然楽しい話じゃないんですけど、結構無茶な題材なのでそれをこれからどう料理していくのかなという興味は強いです。
入れ替わりが実際にあったら、という想像はたまにするのですが仮に性別や立場が大きく違っていても案外この作品のように人間ふてぶてしく生きていくもんじゃないかなと思ったりはしますね。

次回掲載は3ヶ月後。注目していきたいと思います。

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2015年01月21日

感想『シャッフル学園』第5話


mf.gif 『シャッフル学園』(著者:ホリユウスケ
第5話「ホーム」
雑誌 月刊少年チャンピオン 2015年2月号 [Amazon]

<あらすじ>
入り口が一つになっている空間を見つけた静馬たちはそこを拠点に立てこもることにした。警棒や刺叉を武器に立てこもる一行。時を同じくして別の場所の語りある二人の人物。それは南風清蔵の体を持つ青木雪子と加門隆信の体を持つ藤井松榮だった。他愛もない話をしていた二人だったが殺人鬼に襲われ惨殺されてしまう。

一方拠点で思いつめた表情を浮かべていたルミ(アレン)は見張りから離れどこかへ姿を消してしまった。

<コメント>
本編の内容に触れる前にこれまでの状況の一覧表が作成されてます。第5話ver。
(※クリックで大きく見れます)

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さてここから本編。

拠点(ホーム)で落ち着いた一行が話す位高あかりへのいじめの話。

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体だけを見ると位高あかりは自分をいじめていた知識絢音の体に入ったわけで非常に面白い関係に。殺人鬼が空気を読まずに殺さない限りは今後に起こるであろう揉め事の伏線と取れます。

そして今回初登場の二人。

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描かれたのは南風清蔵の体を持つユッキーこと青井雪子加門隆信の体を持つショーエイこと藤井松榮
ちなみに青井雪子の体の方は殺人鬼によって殺され顔の皮を剥がされ死亡。カモの中身はトトキーの体に 宿っていてショーエイの体にはヒソミンが中身に入ってます。

まあこの後ユッキーとショーエイによる恋の話やエッチの話が展開されるわけですが、野球部のクリクリ頭の少年が恥ずかしながら話すのは笑い所ですねw ユッキーも自分の体が既に死んでると知らなければこんな話をのんきにやってないでしょうが知らないんだからしょうがない。
そしてやってきたヤツ。

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殺人鬼遠慮なさすぎぃ!

まあ確かに話全体で見ると結構人数がいるので作劇的に適度に減らす段階ではあるんですが、殺人鬼が殺しまくってるっていう状況が知識として共有されてないキャラが何人もいるので、そういったキャラが為す術もなく死んでいくのは心が痛みますわ。
また静馬組では頼りになるハエキヨも自分の体が死亡したとなるとこれを知った時に相当な精神的ダメージがあることも想像されます。

今回ざっとまとめると「犠牲者が二人増えた」って話なので中々にツライです。改めて考えてみるとこの殺人鬼本当に殺すことしか頭にないように思えます。本当にただ殺すだけのマシーンのような存在。1話で言ってた「面白くなりたい」という話に繋がっていってない。もうちょっと殺すにしても捻りがほしいところ。


名前は体(心)、性別は(男:、女:、猫:)で表記しますが、
第5話時点で判明しているのが
-----------------------------------
株本優鈴森静馬
一見かなでセンター長
絵口ルミ上水流アレン
十時伸一加門隆信
知識絢音位高あかり
井伊覚根津理沙
位高あかり南風清蔵
汝鳥光郎汝鳥光郎
四竈里奈四竈里奈
根津理沙梶育子
藤井松榮羽倉潜
上水流アレン???

???(殺人鬼

死亡
加門隆信藤井松榮
南風清蔵青井雪子
梶育子(???)
青井雪子(???)
-----------------------------------
という状況。

青井雪子は体・中身ともに失われ舞台から完全退場。

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2014年12月09日

感想『シャッフル学園』第4話


mf.gif 『シャッフル学園』(著者:ホリユウスケ
第4話「24」
雑誌 月刊少年チャンピオン 2015年1月号 [Amazon]

<あらすじ>
トトキー(カモ)の腕を焼いて消毒するかの瀬戸際でカブちゃん(静馬)たちが医療道具を持ち帰えることが出来た。応急治療を施し人心地する静馬たち。

そこにまた別の生徒4人が合流。その内の一人・ナトリンはラジオを有していたので外の世界のラジオを聞くことが出来た。それによると今回の事態は「物質転送装置」によって引き起こされたことであり殺人鬼だけを転送させる予定だったが、2年2組のクラスごと転送され謎の異空間に閉じ込められてしまったというのだ。

分からないことだらけで不安に苛まれる静馬たちだったが、ルミ(アレン)は11人いれば数の優位で殺人鬼に立ち向かえるとみんなを励ますのだった。
そしてフェンシングマスクを被った男子生徒の体を持った誰かが行動を起こそうとしていた。

<コメント>
本編の内容に触れる前にこれまでの状況の一覧表が作成されてます。第4話ver。
(※クリックで大きく見れます)

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さてここから本編。

カブちゃん(静馬)らの帰還も間に合い事無きをえたトトキー(カモ)。そしてここで静馬が抱く葛藤は極限状況+入れ替わりという他に類を見ない状況ならではの葛藤になってますね。

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そしてここで新たに4人が合流。見て行きましょう。

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姿を見せたのはナトリンこと汝鳥光郎(なとりみつろう)とシカマリこと四竈里奈(しかまりな)
なんとこの2人、入れ替わっていない
最初は「一対一」の入れ替わりなのか、と思ったんですが入れ替わってすらいない。
アレンの想像では「シャッフルが完全ランダムで行われたとして全体の数がわずか24人しかないのだから自分の体と心が合致する人間がいてもおかしくない」(要約)とのこと。この説が正しいなら入れ替わってないのではなく入れ替わりは行われたが自分の体を引き当てたということに。

今まで筆者は誰の体に入ったら損か得かみたいなニュアンスで語ることが多かったですが、戻れるかどうかもわからないこの状況で形として入れ替わっていないのは真の勝ち組と言えるでしょう。
(入れ替わりネタとしては面白みに欠けますが)

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水泳部の根津理沙の体に入ったのは眼鏡リボンの梶育子でした。
そして1話ではコスプレを進められてた藤井松榮の体には羽倉潜(はくらひそみ)。 見ためそっくりの仲良し二人組も今や性別すら違う。根津理沙は第1話の時点で最低でも2人の男子生徒になんらかの因縁があるのでそこら辺が体を得るかと予想したのですがハズレ。この状況で水着姿というのも中々そそる大変なことですが、それ以上に育子が落ち込んでいたのは

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自分の体が死んでいたのを目撃したから。
育子は絶対に自分の体に戻ることは出来ない、という可哀想な存在に。
殺人鬼が本気出すとこういうパターンがどんどん増えていくことになります。

そして唐突に静馬が語るこの空間からの脱出条件

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どうしてこうなるのかは後の話で語られるでしょう。


さてこの『シャッフル学園』という作品は世間一般的にどんな作品かといえばデスゲームものというジャンルに属する作品です。極限空間の中に閉じ込められた人間らが生死をかけて戦うというストーリー。そこに入れ替わりというエッセンスを加えたのが本作、というのが正確な位置付けかと思います。
デスゲームものに関して詳しくは以下のまとめなどを参考に。

「デスゲーム」の変遷
http://matome.naver.jp/odai/2137511135919585401

今回の脱出条件を見るにようやくそのデスゲーム体制が整った感じです。
単なる殺人ゲームで済まないカオスさがこの作品にはあります。

ここで一回整理しましょう。
今回はまだみんなパニックの最中であり、中々進む方向性というのが見えてない感じですが、どうなればいい方向の決着なのか、いやもっと言うとどうすればこのデスゲームでの「勝ち」なのかを考えてみると

【1】この空間から脱出すること
【2】自分の体に戻ること

この2つを達成することじゃないでしょうか。

【1】:まだ脱出の手がかりさえ掴めてないですが、今回その条件が提示されました。
「脱出出来るのは2人のみ」

【2】:そもそも元に戻れるのか?という問題もあるのですが脱出さえ出来れば転送装置の応用で元の体で戻れるかもしれない。なのでそこはとりあえず置いておくとして、殺人鬼の存在が話をややこしくしてます。

こいつのせいで「(誰かの体を得ている)自分が生き残ることはもちろん自分の体を持っている誰かを生き残らせる」という行動を取る必要があるということ。
梶育子のように自分の体が殺されてしまったら100%元に戻ることが出来ません。一方今回登場したナトリンとシカマリは入れ替わってない形なので【1】だけ考えればいい。かなり勝利条件に近いことになります。

しかし脱出できるのは2人。入れ替わってる人間にとっては一対一で入れ替わっているならその2人が勝ち抜けば丸く収まりますが、静馬たちのようにバラバラに他人の体に宿っている場合は、今の自分が生き残ることと自分の体に宿った誰かを生き残らせる形となりこの場合は勝ち条件を満たせるのは実質1人だけになります。

今の組み合わせだと例えば
知識絢音位高あかり)と位高あかり南風清蔵)が脱出出来たなら位高あかりがもっともいい条件で抜けたことになる。何故なら自分の中身も体も揃っているから。脱出後にこの二人を入れ替えることが出来れば位高あかりは完全に元に戻れる。(しかしその場合ハエキヨはチッシーの体で生きていくことになる。考え方によっては勝ち組と言えなくもない。

あくまでここで語ったのは【2】の「自分の体に戻ること」を達成するとした場合の話です。
でもこれは絶対ではないですよね。(ニヤリ)
次の展開も楽しみです。


名前は体(心)、性別は(男:、女:、猫:)で表記しますが、
第3話時点で判明しているのが
-----------------------------------
株本優鈴森静馬
一見かなでセンター長
絵口ルミ上水流アレン
十時伸一加門隆信
知識絢音位高あかり
井伊覚根津理沙
位高あかり南風清蔵
汝鳥光郎汝鳥光郎
四竈里奈四竈里奈
根津理沙梶育子
藤井松榮羽倉潜
上水流アレン???

???(殺人鬼

死亡
梶育子(???)
青井雪子(???)
-----------------------------------
という状況。

posted by クロエ at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月06日

感想『シャッフル学園』第3話


mf.gif 『シャッフル学園』(著者:ホリユウスケ
第3話「顔」
雑誌 月刊少年チャンピオン 12月号 [Amazon]

<あらすじ>
トトキー(カモ)の怪我で混乱する静馬たちの前に現れた生徒の姿をした殺人鬼。殺人鬼は静馬たちを確認するや容赦なく襲いかかってきた。絶体絶命と思われたその時、殺人鬼に体当たりをしてバットを持ち戦う女生徒の姿が。静馬たちの態勢が整うや殺人鬼はその場を離れ何処かへ行ってしまった。静馬たちを助けた女生徒は位高あかりの姿をした南風清蔵(ハエキヨ)だった。

殺人鬼を退けたがトトキー(カモ)の出血が止まらない。そこで株元優の身体能力が長けていることから株本優の体を有する静馬が保健室に治療を行える何かを探しに行くことになった。静馬はついてきた一見かなで(センター長)と共に保健室を目指す途中に上水流アレンの体を有する誰かに出会う。その人物にこれまでの事情を説明をするが、その人物は自分がアレンの体だとわかると態度が代わり何処かへ立ち去ってしまった。

ようやく保健室にたどり着くカブちゃん(静馬)とかなで(センター長)。しかしそこは血まみれの凄惨な場所だった。恐る恐る部屋に入った静馬が見たのは顔の皮を剥がされ下着のみの姿で殺されている青木雪子の姿だった。

<コメント>
本編の内容に触れる前にこれまでの状況の一覧表が作成されてます。
(※クリックで大きく見れます)

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自分で作ってもいいかなとか思ってたので公式でやってくれるのはありがたいですね。

さてここから本編。
絶体絶命の静馬たちの前に現れたその人物は!

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デブの位高あかりの体に入っていた野球部員の南風清蔵でした。あかりの体の中身はチッシーだと予想してましたがこれも外れ。こういうサバイバル状況だと意思がはっきりしている体育会系キャラはなんとも頼りになります。女の子の中ではハズレ引いてますけどね
そしてハエキヨが言及する静馬が優秀なカラダを持つという部分。これは少年漫画の主人公として非常に重要な部分かと思います。

そして静馬たちが出会ったアレンの体を持つ人物。

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アレンの体の中身が現在誰かわかりませんが、一人称が「私」というあたり恐らく女子生徒。1話のわずかなキャラ情報から推察する限りでは双子の妹のアリス?金持ちの家の後継うんぬん〜といった背景が想像されるので、アレンの立場を得て意味があるのはこの人しか考えられないですな。(もしかしたら他に男体化願望を持つ女子がいるのかもしれないけど)

そして今回の衝撃シーン。過激すぎるので一部だけ。

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青木雪子の体=顔の皮を剥がされた生徒でした。
第2話の記事を読んでくれると わかりますが、自分思いっきりミスリードに引っかかってますなw こうやって踊らされるのはこの作品の素直な楽しみ方だと思うのでありかなあと。なので2話の記事の予想は間違ってましたが訂正はしません。

注目は青木雪子の体は制服を脱がされているところ。つまり殺人鬼が青木雪子の制服を奪って着ていると推測されます。このことから殺人鬼は男子生徒の体に宿っている可能性大です。元々女子生徒に宿ってるなら他の女子生徒の制服を着る必要がないので。第1話でも殺人鬼は女装をしていることから普通に有り得る話。

今回でようやく最初の混乱から次のステージへ進みつつある感じですね。アレンの中の人物の取った態度なんかそうですけど、別の人物になってしまったことによる悲喜こもごもの様子がもっと見たいなあ、という部分が正直あるので、殺人鬼さんにはしばらく殺人やめておいてくれるとありがたいんですけど。

名前は体(心)、性別は(男:、女:、猫:)で表記しますが、
第3話時点で判明しているのが
-----------------------------------
株本優鈴森静馬
一見かなでセンター長
絵口ルミ上水流アレン
十時伸一加門隆信
知識絢音位高あかり
井伊覚根津理沙
位高あかり南風清蔵
上水流アレン???

???(殺人鬼

死亡
梶育子(???)
青井雪子(???)
-----------------------------------
という状況。
こうして見ると異性になってる確率がかなり高いですね。そのほうが美味しいんでむしろ歓迎ですけども(^^

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2014年10月04日

感想『シャッフル学園』第2話


mf.gif 『シャッフル学園』(著者:ホリユウスケ
第2話「シャッフル学園」
雑誌 月刊少年チャンピオン 11月号 [Amazon]

<あらすじ>
目が覚めた静馬に話しかける4人。しかし絵口ルミの姿をした人物は自分は上水流アレンだと名乗るのだ。他の3人も姿と名乗る名前が違っていた。殺人鬼が現れてその直後に起きた爆発によってクラスのみんながバラバラに入れ替わってしまったというのだ。それだけではない。まるで教室が異世界に変貌してしまっていたのだ。まるで何もかもがシャッフルされてしまったように。

この世界から脱出を目指すことにした6人。静馬はもう一つの可能性のことを考えていた。それは殺人鬼もこのシャッフルに巻き込まれているのではないかと。そのことを考えて警戒する6人。そんな時、十時伸一(トトキー)の姿をした加門隆信は机の上に光を見つけ脱出出来るのではと手を伸ばすのだが、その光はトトキーの腕を切断してしまう。パニックになる6人。するとその声を聞きつけた誰かの女生徒の姿をした殺人鬼が現れた。

<コメント>
このクラス中の人間がシャッフルされてしまった状況は描いてほしい要素がすごくいっぱいあるのですが紙面は限られているので時間がかかってもいいので一つ一つをしっかり描いてほしいところです。
そしてそれはちゃんと行えてると思います。まず静馬の前に現れた4人の状況から。

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図書委員の絵口ルミの体に入っていたのは総合病院の息子・上水流アレン。 これは第1話のシルエットで分かるようになってましたが間違いないようです。現在動いているグループの実質リーダー。

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マザコン?の十時伸一の体に入っていたのは静馬の親友・加門隆信。エッチなことが大好きだけど、女の子の体を引けなかったあたり運がないですね!

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イケイケ女の知識絢音の体に入っていたのはデブの位高あかり。 これは個人的には予想が当たった感じです。絢音はあかりを容姿のことで馬鹿にしていたので、こうなった 方が絶対面白いと思ってました。これはいい感じです。

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無口の不良・井伊覚の体に入っていたのは水泳部の根津理沙。 無口なヤツが饒舌に女言葉を話しているのが割と面白めなところ。理沙はワケありの小池と入れ替わるのかもと予想してたけどこれはハズレでしたね。まあその逆はあるかもですが。

いい感じにカオスな状況になっております。 アレンが思いついた顔写真付きの名札を各人がつけるというのは良い方法。正直キャラが多すぎると間違いなく誰が誰か認識できなくなるので。それは劇中の人物だけじゃなくて読者にも優しいのでw
そして脱出を目指す静馬に話しかける隆信。

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大変な状況なのですが少年漫画的にはこの興味はすごく大事ですw
年頃の男の子が女の子の体になってんだから気にしなかったらそれは嘘ですわー。

そして光に隆信が腕を切断され脱出は出来ないと絶望した静馬たちの前に現れた殺人鬼。 その前に早速コイツは一人殺ってます。

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犠牲者の体はリボンと眼鏡から考えて梶育子ですね。中の人が誰かわかりませんが少なくとも一人分の体と中身は失われ絶対に自分の姿に戻れない人間が発生してます。

そして殺人鬼は女生徒の体に宿ったと判明。現時点では誰の体かは特定は出来ないですがまだ登場してない中でも二人は除外出来ます。体格の点からデブの位高あかりではない。そして水着で授業を受けていた根津理沙ではない。
個人的な予想では主人公の体に殺人鬼が宿ったのではないかという予想でしたがこれもハズレでした。

ここまで文句なしの展開ですよ!そして非常に考察しがいがある。もう楽しみでしょうがない。
細かいことだけどアレンは隆信の止血のために自分の(ルミの)シャツを使ってますね。後々に繋がる部分かも。 次回も期待大!

10.12追記
記事をご覧になった方から自分が見落としていた部分に指摘を受けまして、少なくともまだ紙面から読み取れる情報あるのでそこを取り上げたいと思います。

殺人鬼は誰の体に宿ったのか?なんですけど、よく見たらヒントがあります。

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注目はイヤリング。自分は最初に見た時に気にしてなかったんですが、よく考えたらこれもヒントだったんですよね。このイヤリングをしていた人物は誰かというと

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青井雪子です。女生徒で髪型の特徴は隠されてる感じだったんですけどこれはかなりのヒントです。

ちょっとここからグロい話ですが、この殺人鬼の仮面も誰かの生徒の顔の皮を剥いだものですよね。だからイヤリングは剥がされた青井雪子の顔の部分で、実際は別の人というミスリードも考えられますが、現在のところでは青井雪子で八割間違いないのではないかと思います。
梶育子はまだ皮を剥がされていないので現在確認できる殺人鬼に殺されたであろう犠牲者は2人ということになります。


名前は体(心)、性別は(男:、女:、猫:)で表記しますが、
第2話時点で判明しているのが
-----------------------------------
株本優鈴森静馬
一見かなで
絵口ルミ上水流アレン
十時伸一加門隆信
知識絢音位高あかり
井伊覚根津理沙

青井雪子?殺人鬼

死亡
梶育子(???)
顔の皮を剥がされた生徒(???)
-----------------------------------
という状況。

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2014年09月05日

感想『シャッフル学園』第1話


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mf.gif 『シャッフル学園』(著者:ホリユウスケ
第1話「その朝」
雑誌 月刊少年チャンピオン 10月号 [Amazon] より連載開始

<あらすじ>
ここ最近残忍な手口で人を殺める謎の殺人犯が世間を賑わせていた。
ごく平凡な高校生の鈴森静馬はいつものように学校へ通っていた。同じクラスには裕福な家庭のもの・スポーツ万能・今時の女子高生・不良・訳ありなど様々なクラスメイトがいる。そして静馬が憧れている一見かなでもいた。

そんな時学校の周囲が慌ただしくなりはじめた。例の殺人犯が静馬たちのクラスに現れ教師を首をはねて惨殺してしまったのだ。パニックに陥る生徒たち。なんとしてでも犯人を捕らえようとした警察はヘリコプターに吊るした謎の兵器を持ち込みそれを犯人に対して使用したが発射された謎の光線はエラーを起こし教室全体を巻き込んでしまう。

そして静馬が目が覚めると猫のしぐさをするかなでの姿が。いやそれどころか静馬自身もハンドボール部の女子生徒・株本優の姿になっていたのだ。一体クラスに何が起こったのか。

<コメント>
とてもインパクトのある作品が登場しました!!
第1話は主にキャラクターの紹介なわけで第1話にして結構数のキャラの名前が紹介されます。この作品名前が出るということはこの入れ替わり現象に巻き込まれるのが確定なわけですよ。その数22人と1匹(猫)!読み進めながらこんなに出して大丈夫なのか!と驚くと同時に、作者さんの本気度が伝わってきます。

これだけのクセのある人間がシャッフルされたとなると相当な愛憎劇が展開されるだろうしそれに応えるだけのキャラクターが用意されてます。
そして、単なるシャッフルだけじゃないのがここに24人目である殺人犯が加わってくると。当然予想されるのが「入れ替わった状態での殺人」。想像するだけでも恐ろしい。自身の体に戻れないどころか自身の体が永久に失われる可能性がある極限状況。集団入れ替わりは入れ替わりの中でも意外と追求されてないテーマなのでそういう意味でも期待大です。

そして第1話。設定読んだ段階だとヒロインの体は殺人犯に取られちゃうのかな?という個人的予想でしたが猫でした。まあこれでも畜生に人間の体取られてるわけだから相当にえげつないわけですが。

shuffle_gakuen_02.jpg

名前は体(心)、性別は(男:、女:、猫:)で表記しますが、
第1話時点で判明しているのが
-----------------------------------
株本優鈴森静馬
一見かなで
絵口ルミ上水流アレン
-----------------------------------
という状況。

殺人犯が猫の体に入ってたら安心だけどそんなことはないでしょうw
次回以降も期待大!

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2014年02月23日

感想『日下部くんanother』


kusakabe_1_1.jpg


『日下部くんanother』(著者:神堂あらし
雑誌 まんがタイムジャンボ にて連載

■作品の経緯

今回この『日下部くんanother』という作品を取り上げたいと思います。
作品を巡る経緯を先に書いておきますと『日下部くんanother』は芳文社の雑誌まんがタイムジャンボにて2012年9月号から2013年6月号まで掲載された作品です。詳細は後述しますがこの作品入れ替わり好きからの評判はとても良く、自分もTwitter上ではありましたが各話ごとに感想を上げるほど入れ込んでました。

しかしこの作品第10話で打ち切りに。作者の神堂あらし氏も打ち切りということを ブログ上で明かしています。まんがタイムジャンボ誌での評判はどうだったのかというのは窺いしることは出来ませんが、雑誌掲載作品全体で見た時、自分の入れ替わりスキーの見方を差し引いても面白いほうだと思っていただけにもう残念としか言いようがありません。
(アンケートも書いたのになあ・・・)

さらにこの作品を物語で見た時、終わりらしい終わりも描かれていません。しかも第10話(最終話)掲載の次の号から神堂あらし氏の別の作品が始まっているという状況。
神堂あらし氏はブログで「おしのびっつ同様のコースを辿る事になるのでしょう」と言ってました。 (『おしのびっつ』は神堂あらし氏の過去の作品)つまりどういうことかというと「この作品を収録した単行本は出ないけど個人で同人誌という形で出します」ということです。基本的に漫画作品はよほど熱心な人でもない限りは単行本を基準に楽しまれるものだけに、一般商業ラインでは単行本未収録のままなのは本当に残念としか言いようがありません。

その後2014年2/2のコミティア107にて『日下部くんanother』の同人誌が発売になりました。雑誌掲載分10話に加えて描き下ろしの24P(+3話分)の内容で、物語が一応の区切りがつくところまで描かれています。 これはこれで作品が形になるにはなるので嬉しいのですが、やはり理想としては正式に単行本を出してほしいという思いがあります。現状誰でも読める形としては神堂あらし氏がPixivに上げてくれた第1・2話のみということになります。

コミティア107新刊サンプル by 神堂あらし/しんどうさん on pixiv



■感想

あらすじは
日下部由紀は会社の営業として働いていたがその目つきの悪さもあってあまりいい成績を残せていなかった。そんなある日、大人しい印象だったOLの星野かずさと階段を転げ落ちそのショックで入れ替わってしまう。その事に動揺する日下部だったが星野は天然な性格ですっかりペースを持っていかれてしまう。お互いの立場で過ごすうちに相手のことがわかって距離が縮まっていくのだが。
というもの。

基本となる部分はいわゆるオフィスラブコメです。
意外と成人の社会人の男女が入れ替わる作品って数が少ないこともありそういう意味でも貴重な存在なのかなと思います。神童あらし氏の絵柄はキャラのラインがはっきりしていて見やすくて、何よりも凄いと思ったのは全体を通して入れ替わりならではのギャグが多いんです。例えばこういうの。

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事情を知らなければ青葉がふざけんな!という感じになるのもよくわかるw また男女が入れ替わってるからならではの面白さというのも多分に使われてまして本当に感嘆した次第です。入れ替わった状況って面白いものだよね、というのを作者様もわかっていて楽しみながら描いてる感が伝わってきていいのですよね。

入れ替わった状況というのはもし実際に起きたらというのを想像すると悲劇でしかないと思うんですけど、だから創作で扱う場合はいかに面白いものに昇華させるかというのが作者の腕の見せどころだと思うんですね。で、そういう意味で感心したのが主人公の二人のキャラクター造形です。男主人公の日下部は不器用で生真面目、女主人公の星野は天然だけど一途なところも持っている。よく入れ替わりものだと女性側の方が思ってしまう損が多いのではないかと思えてしまう部分があったりするのですけど、この二人だとこうなるわけです。

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この画像だけ抜き出しちゃうとシリアスに見えちゃうかもしれないけどちゃんとここもギャグでしてw 入れ替わる原因を作った(どちらかと言えば事故に近いけど)のは日下部ということもあるけど、入れ替わった状況というのは生真面目な日下部にしてみれば星野の体を奪って自分の体を星野に押し付けたくらいの感覚があるわけです。だから日下部くんは星野を思いやってるんだけどそれに対して星野はあんまり深く考えていないという変な噛み合い方をしてる。この入れ替わったという状況を深刻なものに描いてないし読んでる側としてもうまく笑いに転化されていて非常に楽しめるものになってます。何が言いたいか自分でもよくわからなくなってきたけど要するに二人のキャラがすごく好みだってことですw

この後も二人は入れ替わった相手を露骨に演じてキャラクターを変えるということはしてないんですけど、でもそれがいい変化を及ぼしていてその状態のまま周りに受け入れられていくという流れになってます。

ここから同人誌による追加分の話なので反転します。

元々星野さんは日下部くんに気があって第13話では展開の流れで告白に至るわけなんですけど、その時の言葉が「(ウェディングドレスを)私の代わりに着てください」というもの。これは凄い台詞であるなと。だってこれ入れ替わったままの状態で構わないので結婚してくださいということですよ。これはもうニヤニヤが止まりませんよ!

反転ここまで

■入れ替わりものの理想として

長年入れ替わり作品を見続けてきて自分の中で一つの理想形みたいなのがあります。それは「入れ替わったままの状態とラブコメは両立できるのではないか」というもの。

今までの作品で入れ替わりの事象がどういう位置付けにあったかというと「アクシデント」「事件」「事故」というものです。またうまく物語として収まりがいいようにしていった場合は「今まで気付かなかったけど相手の立場になってみてわかった」みたいな相互理解のためのきっかけのような位置づけで扱われます。つまり一般的にはこの状態は「通常ではない」「早く解消すべき」状態なんです。

ただ入れ替わりを扱った作品が好きなものの立場から言わせてもらうと入れ替わった状態って最高に面白いじゃん?というのがあるのです。だから作品の入れ替わった二人が(「仕方がないから」といった消極的ではなく)この状態を受け入れて前に進んでいくように描いてくれたらそれは素晴らしいよねということなわけですよ。この『日下部くんanother』はその理想にかなり近い位置にある作品だと思っているのです。

■終わりに

上記の作品の経緯にも書きましたが作品を鑑賞するのにあまり恵まれているとは言えず、昨今の流れの電子書籍にも対応はしていません。作者様は自身でもすごく好きな作品と言われていますので、理想は連載再開ですけどそこまでは言わないにしても単行本はなんとか出てくれませんでしょうかまんがタイムジャンボ編集部様m(_ _)m。
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2013年10月21日

『思春期ビターチェンジ』単行本第1巻




『思春期ビターチェンジ』紹介ページ
(著者:将良)
単行本 第1巻 [Amazon] 2013年10/15発売!

佑太(ゆうた)と結依(ゆい)は、小学四年生のある日、ぶつかった瞬間に互いの身体が入れ替わってしまう。 ボクのカラダにキミのココロってどういうこと……?
現実に戸惑い、揺れる──少年少女ほろにが青春デイズ!
(紹介ページより)

こちらの作品は元々著者の将良さんが自身のサイトにて 『ちぇんじ』のタイトルで発表されていた作品。私も検索で発見してこれはいい作品だと思い感銘を受けた人間でした。商業作品ではないこともあってあんまり偏った見方の私がコメントを出すのはどうかなと考えたりしてこっそりサイトへのリンクを貼るに留める形で応援したりしていました。(相互リンクしていただいたみたいでありがとうございます。)
その作品がコミックポラリスさんに見出され今回めでたく単行本発売。ようやく感想を書いていい状況になりましたので書いていこうかなと。

作品全体が好きなのはもちろんですが特に「あ、これはすごい」と思ったのは高校生編の「ずっと二人で」というエピソード。なんですが今回の単行本はそこまでいってないのでこの語りはまたいつか。
今回の単行本では入れ替わった小学生編から中学生編。著者の将良さんは長期間の入れ替わりを特に意識したわけではないみたいなことを言ってますが、入れ替わりものの王道展開(例えば『転校生』とか)でもし戻れなかったら…?というifは、この手の作品が好きな人間ならやっぱり想像することなんですよ。そこに応える形にこの作品はなっていると思います。

佑太と結依は歳相応の男の子・女の子なので、体が入れ替わっても相手になりきれるように器用じゃない。そんな2人がぶつかりながらも協力していく姿が微笑ましいなあと思いつつもニヤニヤしてしまうわけですねw この巻での印象的なエピソードといえば第9話「初潮」でしょうか。生理の描き方って難しいんですけど、他の作品と違うのは生来の女の子の結依だって経験したことないってとこです。そんな重要なイベントを男の子に取られた心理というのは今作品の設定でないと到達しえない境地という感じですね。

というわけで入れ替わり作品を数多く見てきた筆者が自信持ってオススメ出来る作品です。

posted by クロエ at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月02日

『兄が妹で妹が兄で。』第10話


今回の雑記は好評連載中の『兄が妹で妹が兄で。』を取り上げたいと思います。
引っ込み思案な妹・光をしっかり者の兄・陽太が入れ替わるも、この状況になった光は兄への秘めた思いを行動に移すようになり…という話が展開されてたんですが第9話からある状況の変化があり面白くなってきたなあと。
具体的には光に思いを寄せていたチャラい男子の真山と、陽太に近づきつつも実は光を狙っていた女子の織田さんという2人の脇役が入れ替わってしまったわけです。

第10話の扉絵もこんな感じになってまして単行本第1巻表紙のセルフパロディになってます。



月刊ARIA 2013年2月号 [Amazon] 掲載
『兄が妹で妹が兄で。』(著者:車谷晴子
第10話

メインである陽太と光の入れ替わりというのは結構複雑な心理が絡むシリアス成分多めな中々難しい話になってた感があるのですが、これはいい斜め上展開だなーと。大体この2人一応メインの2人に絡んではいたけれど、普段は直接の繋がりがない、という。
少女漫画のメインのカップルがサブキャラのカップルを見て自分たちを見つめなおすが如くもう一組の入れ替わりという位置付けになり非常にいい感じです。
もっともこっちはもっと過激で



調教されちゃってたりします。
そんな中でも同じ女の子と入れ替わっちゃった境遇同士で親睦を深めたり



と、中々美味しい展開になってます。
入れ替わりものはあまり長く続けてると登場人物や読者がその状態に慣れてきてあんまり変身ものとしての面白みがなくなってくるのですが、この新たな組み合わせを追加するというのは非常に良いテクニックと言えると思います。

posted by クロエ at 13:30| Comment(1) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月31日

『山田くんと7人の魔女』第2〜4話


少し時間が経ってしまったのですけど遅れてでも取り上げるべきだと思いましたので。

週刊少年マガジン 第13号から第15号 掲載
『山田くんと7人の魔女』(著者:吉河美希
紹介ページ 紹介記事
第2話〜第4話

元に戻った山田とうららは再度キスをし、キスをすることでお互いに入れ替わることを確認した。退学がかかった追試が迫っていたことを思い出した山田はこの能力を使ってうららに代わりに追試を受けてもらうことに。そしてうららの代わり体育の授業を受けようとしていたところ着替えを盗撮されたが得意の喧嘩で盗撮犯を捕まえた。山田は無事試験をクリアしうららはそのことで人気者になったのだった。(第2話)

▼あっさりと受け入れるうらら



お互いの生活を体験し生活が楽しくなった山田とうららはその日も入れ替わっていた。そんな山田たちに目をつけた生徒会副会長の宮村はうららの体の山田を連れ出し、山田がうららと入れ替わっていることを見破ってしまう。そんな山田に宮村はうららが大学へ進学しない理由を探ってほしいという。後に本人が言うには、学校が嫌いで勉強するだけなら進学する必要がないとのことだった。しかし山田の存在で考えを改めたというのだ。(第3・4話)

▼第3話の扉絵。いいですこの構図。



2話で入れ替わりのルールの一部が判明する。“キスをするだけで入れ替わり、かつ元に戻ることが出来る”。「年頃の男女がキスする」というのと「異性と体を入れ替えるのを受け入れる」というのは普通なら(特に少女にとって)相当にハードルが高いことなんだけど、白石うららの“良く言えば”ミステリアスなキャラクター性によってあっさり成し遂げてしまう。この点普通の女の子だと嫌がって中々入れ替わらないことが予想されるわけで、それよりかは理屈より先にガンガン入れ替わってくれるこの展開は熱く支持したい。

映画『転校生』では一度入れ替わったら物語の最後まで元に戻ることは出来なかったが、この作品はキャラクターらの自分の意思によって入れ替わりを行うタイプ。いつでも元に戻れるというのは入れ替わり状態の緊張を薄くする点こそあるが、筆者の持論としてコメディ要素多めのシリーズ作品ではこちらの方が向いていると思う。

固定するタイプでは「元に戻ること」が物語の終着点になるのが普通で描き方によっては「別の人間として生きなければならない」という負の面が強調されることもあり扱いが難しいのだが、任意タイプでは「入れ替わったことによって何をするか」をエピソードごとに変えることが出来る。(実際それをやってバラエティあふれるエピソードを数多く作った作品が『へんしん!ポンポコ玉』で、興味ある方はオススメです。はい。)入れ替わらなければ出来ない何かを設定するのは大変だけど是非頑張ってほしいです。

posted by クロエ at 22:40| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月23日

新連載!『山田くんと7人の魔女』第1話


週刊少年マガジン 第12号 掲載
『山田くんと7人の魔女』(著者:吉河美希
紹介ページ 紹介記事
第1話「してみましょう。」

市立の進学校に通う山田竜は遅刻早退を繰り返し成績も悪い問題児。一方の白石うららは美人で優等生。そんなある日2人は共に階段を落ちてそのショックで入れ替わってしまう。うららの体になって戸惑う竜だったが、竜になったうららは冷静にクラスで授業を受けていた。竜はうららと過ごすうちに美人としての苦労や優等生としていじめの対象になっていることを知りなんとかしようとするのだが。


王道展開素晴らしい!
作品のタイトルに「魔女」なんてついているので入れ替わるきっかけは魔法とかだったりするのかなと思っていたら普通に階段落ちだったという。作品が始まってから入れ替わるまでが結構早かったけど、少年漫画らしく問題を少し解決しつつ相互理解等きっちり描いておりなんともソツがない。

また入れ替わりものを描くなら絵として押さえておいてほしいとこをきちんと押さえており

▼姿見で自分の姿を確認


▼健全な男子だったら確認するよね


といった具合。
最近は少年誌掲載作品でもこういうベタな絵は少なめなので素直に嬉しい。

そんな中でも「女性のジメジメしたいじめ」や「男性が思い描く女性ならではの仕草は実際と全然違ってる」といった描写は女性作家ならではの要素といえる。入れ替わりが元に戻る方法としてキスというのも女性作家がよく描くもので少年漫画ではあんまりないんだけど、ロマンチックで自分は結構好きですよ。

今回のエピソードは第1話というより読み切りのように単体で収まるような感じになっており、今後がどう転ぶのか良くも悪くも全然予想がつかない。この作品における入れ替わりのルールの詳細もまだ明らかになっていないけどそこは次回以降だろう。
紹介の記事では入れ替わり要素を全面に押しているのだけど、作品タイトルや連載作品であることを考えると入れ替わり要素はあっても扱いは少なくなっていく予感も少し。

なんにせよ週刊少年マガジンという超メジャーな雑誌にここまで堂々とした入れ替わり作品が載るのはなんともめでたい!がっつり応援させていただきます。

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2011年10月24日

新連載!『オレとあたしの彼氏サマ』第1話





角川書店 月刊ASUKA 12月号 [Amazon] 掲載
『オレとあたしの彼氏サマ』(著者:梶山ミカ
紹介ページ
第1話 試し読みページ

高校生の男女の双子・花叢蝶子(はなむらちょうこ)と颯(はやて)。恋に恋する少女である蝶子はその日、野球部で人気者の月夜野一(つきよのはじめ)に告白をし受け入れてもらったのだ。しかし一は他の女子にも人気があり嫉妬に駆られた女子に迫られることを心配した颯は蝶子に詰め寄ったところ2人は階段から転げ落ちそのショックで入れ替わってしまった。一と付き合うことが気に入らない颯は一とのデートで嫌われるように振る舞うのだが。





待望の入れ替わりものの新連載です。少女漫画ものの、というか双子の入れ替わりものって2人の距離が近すぎるのかあんまり入れ替わった後のギャップが少なくてしっくりこないことが多いんですけど、これはかなり王道の男女入れ替わりものしてていいですね。デートに自分の代わりに行ってもらわないといけないけど、上手くいったらいったで面白くない蝶子の心中たるやいかばかりのものか。

でもタイトルからするとこの入れ替わりは一にはバレる展開な気がします。連載となると飽きさせずに続けるには入れ替わりは難しい題材だけど、これから楽しませてほしいですねえ。

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2011年08月04日

『僕と彼女の×××』第61話


マッグガーデン 月刊コミックブレイド アヴァルス 7月号 [Amazon] 掲載
『僕と彼女の×××』(著者:森永あい)(著者:森永あい)
第61話

会話を椎名に会話を聞かれてしまったあきらと菜々子。しかし椎名は菜々子に対して「上原くん」と話しかける。椎名は元に戻っている今の状態を二人が入れ替わっていると勘違いしたのだった。そして瞬時の判断で椎名の思い込みを肯定し“そういうこと”にしてしまう菜々子。その場に合流した千本木はあきらに対して「もう指輪とネックレスは処分してくれ」と告げるのだった。





椎名は以前入れ替わった二人を見て「まるで二人が入れ替わったみたい」という発言をしているわけで、前回のラスト今までの疑念が確信に変わったとばかり思っていた。ところが椎名は今の状態こそが入れ替わっているものだと思ってしまったわけだ。この展開一見ツッコミどころがあるように思えるけど

「椎名にはあきらとの接点は入れ替わり前はないに等しかった」
「あきら(菜々子)との付き合いの方が圧倒的に長くあきら(菜々子)こそが椎名にとってのあきらと言える」
「菜々子(あきら)は千本木と恋をしたことで女の子らしくなってきたのも割と納得がいく」

以上の点からそう思ってしまうだけの背景を想像することは可能だ。

前回のラストを読んだ時点からこれは結構揉める展開かもわからんね、と思ってただけに良くも悪くも裏切られた感じ。この展開ってのは椎名の天然ぶりを物語るだけじゃなくて、今や入れ替わった状態こそがあきらにまつわる人たちにとって望まれる状態なんだ、とあきらが改めて思い知る流れ。あきらも入れ替わりのことを両親に告白しようとしていたし、揉めてでも全てを明らかにして受け入れてもらうってのも選択肢としてはあったと思う。

次回が最終回であるにも関わらずあきらの態度ははっきりしていない。「また入れ替わった状態になるかどうか」という葛藤は他の作品には見られないものなので、これはこれでまた面白い展開になったなあとは思う。まあ今まで入れ替わりを発生させたいと思っても中々起こせない展開が続いてきたのにそう簡単に上手くいくかな?という面白展開に期待を残しつつ次回を待ちます。

posted by クロエ at 12:53| Comment(0) | TrackBack(1) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月15日

『僕と彼女の×××』第60話


マッグガーデン 月刊コミックブレイド アヴァルス 5月号 [Amazon] 掲載
『僕と彼女の×××』(著者:森永あい)(著者:森永あい)
第60話

元の体に戻ったあきらと菜々子。しかし菜々子の再び入れ替わった状態になる意思は固く機械が直るまで2人は入れ替わっていた状態を装うことに。あきらの千本木への気持ちも整理がつかないまま、次の日学校へ行くが2人の様子のおかしいことはすぐに椎名に感づかれてしまう。階段の踊り場で相談するあきらと菜々子だったが、その会話を耳にする椎名の姿が…。





個人的にはメインキャラ4人の中で椎名だけこの入れ替わり騒動への関わりが少なかったので関わってほしいとは思ってたけど、もう物語が終わろうという段階で椎名にバレるという展開がくるとは正直驚き。菜々子と椎名の間は今まであんまり掘り下げても来てなかったから、今さらこっち方面に手を出して大丈夫なの?っていう気持ちが強い(笑)。

今まで椎名が2人を疑っていたことはあるのが今回はほとんど確信に変わったわけだけど、これを描いてしまうと「今までそのことを隠していたことを許せるか」と「椎名は入れ替わっていた状態のあきら(菜々子)と付き合うのはOKなのか」という命題に対して椎名の解答を示さないといけなくなってしまう。これは単行本1巻分の話数使ってもいい話なんだけどなあ。

秋に単行本最終巻が出るという告知から考えて残り話数予想はあと3話か4話。「あきらにとってまた入れ替わり状態になるのがいいことか」「あきらの千本木の気持ちはどうなるか」「菜々子と椎名はどうなるのか」などの部分はなんらかの決着をつけないと物語を締めるには足りない。そこさえ決着がつけば入れ替わり部分のオチはギャグ漫画らしくカオスでもいいですよ(笑)。

posted by クロエ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(1) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月18日

新連載!『ふたりのヒミツ。』第1話






講談社 なかよし 4月号 [Amazon] 掲載
『ふたりのヒミツ。』(著者:茂呂おりえ
第1話「PM 6:00のふたり」

高校一年生の西條姫々(きき)はモデルや子役で人気を得てCMまで務める人気者。 でも中身は先日喧騒から守ってくれた男子生徒の匠に憧れを抱く恋する女の子。 彼女が通う右城高校には都市伝説があり、匠たちの通う左城学校とをつなぐ中城校舎の 階段の鏡のある踊り場でカップルがキスをすると魂が抜かれてしまう、という。 そんなある日の放課後、姫々は忘れ物を取りに校舎を戻るとその踊り場で、匠の 友達の哲平とぶつかり唇を合わせてしまう。そして気付くと2人は入れ替わっていた。


素晴らしい!


個人的な感覚だけど、ここ最近の商業作品の該当はどこか ニッチなところに攻めてるようなものが多いような感覚があって 思いっきり食いつきたくなるようなタイトルをどこか渇望してました。 それがついに来たってもんですよ!しかも連載ですよ!連載!プロデューサーさん!

話の作りも第1話の最大の見せ場である入れ替わりという大事件をドーンと表現するために 実はそう単純でもない人間関係を匂わせつつ、そこに合わせ鏡の都市伝説の 話を散りばめさせ、徐々にその場面に向かって盛り上げていく流れは盛り上げ方は 素直に興奮。
少女漫画誌では連載と言いつつ全3回だったりという場合もあったりするけど、 この作品は色んな方向へ話を転がすことが可能な要素を伏線として設定して あるのでシリーズものとしてやっていく本気を感じまするよ?





そして入れ替わりもののお約束で自分も大好物の「自分になった相手を見て驚く」 っていう絵があるんですけど、その場面を見開きまで使って表現した作品は 自分が知る限りないです(笑)。入れ替わり好きな皆さんは是非掲載誌買って確かめてください。
あと主人公の姫々が素晴らしい。まさにアイドル的な人気があってかわいくて 読んでてこっちが恥ずかしくなるくらい恋に恋する女の子。まさに女の子として 完璧と言ってもいいくらいの存在。そんな女の子を男の子と入れ替えてしまうなんて この作者はなんてひどいことをするんだー(棒)。

あとこの入れ替わり、入れ替わるための条件がかなり厳しい。鏡を運ぶ業者が偶然 居あわせて合わせ鏡を発生させてその上でキスという、まさに偶然中の偶然。 軽く二度と元に戻れないレベル。しかもキスとなると心理的な抵抗が大きい。 この入れ替わり状態はかなりの間戻るきっかけすら掴めなさそうですなあ。 人生の楽しみがまた一つ増えたぞーい。これからの展開にもう期待しまくっちゃってヤバイ。

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2011年03月12日

『魂恋 〜それはタマシイの恋〜』


小学館 Sho-Comi 7号 掲載
『魂恋 〜それはタマシイの恋〜』(著者:左右田もも
試し読み

小春は受験に失敗し生徒の9割が不良という高校に入学。しかし小心者の小春はそこでいじめられてばかり。そんな自分に嫌気が差し強くなりたいと願っていたところ、学校一の不良の海原仁とぶつかって入れ替わってしまう。仕方がなくお互いの姿で過ごすことになった2人だが、海原の体には次々と他の不良たちが絡んできてしまって…。





少女漫画では実は結構多い小心者の主人公の女の子と不良の男の子の入れ替わりもの。でも意外と仲良くなる流れが急だったりする作品が多い中で、この作品は入れ替わった2人の絡みが多めなのが個人的にはいいポイント。あと“少女コミック”らしく少しだけエッチな展開もありと。ちょっと崩したキャラがやっつけな感じがある(これは絵柄のセンスの問題ではあるが)くらいで読み切り作品としては中々悪くはないかと。

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2011年02月22日

『僕と彼女の×××』第59話


マッグガーデン 月刊コミックブレイド アヴァルス 3月号 [Amazon] 掲載
『僕と彼女の×××』(著者:森永あい)(著者:森永あい)
第59話

菜々子の父を助けようと大量の電気を浴びてしまったあきらと菜々子。無事に菜々子・父が元のサイズに戻った傍らでお互いを見つめるあきらたち。電撃を浴びたショックで2人は元に戻っていたのだ。ちょうど家の外で爆発音を聞いて駆けつけた千本木だったが、菜々子の「体を返せ!」という台詞に対するあきらの返しの台詞「やっと元に戻れたのに絶対イヤだ!」にショックを受けてしまう。あきらは元に戻れたことに安堵するが、菜々子は再度入れ替わる意思が固くあきらに対しもう入れ替わる前のような関係ではいられないだろと告げるのだった。





連載10年目にしてようやく二人は元に戻りました。ストーリーの作り方として物語の中で「これから予定される展開を提示」したらその通りになっちゃダメなわけで、この展開は作劇的には真っ当な流れと言えます。
ここで終わらせるってこともやろうと思えば出来たわけですが(菜々子祖父を記憶喪失なりどこかへ放浪するなりさせてもう二度と発明できなくする等)、菜々子祖父をまだ働かせるようなので(笑)まだ展開があるようです。ここからさらにどう落とすかという作者の手腕の見せ所ですね。

あきらは「やっと元に戻れたのに(また入れ替わるのは)絶対イヤだ!」ということを言いましたが、それは今までの状況が消極的受け入れだったからこそ出る発言。ここ最近描かれていたあきらの入れ替わった状況の受け入れも“元に戻れないのであれば”という前提があるからこその話なのであって、あきらにとっては戻れるのであればそっちの方がいいという意識がまだ強かったわけですね。その上であそこまで進展しておいて本当にこれでいいの?ってあきらに精神的に問いかける展開。森永先生上手いなあ。惚れるわ。

千本木は元に戻ったあきらを見て動揺して心の整理がつかない状況に陥るわけですが、改めて問いたいのは、じゃあ千本木が恋してた存在ってのはなんなんだ?ってこと。千本木にとって普段は気弱で優しすぎる友人も、かわいい女の子の体と組み合わさると完璧超人。精神的に近くてその存在に恋することに“肉体的には”なんら問題がない。じゃあ恋しちゃえーっていうのが作品の前半の展開であって、言ってみれば出落ち系アブノーマルギャグにしか過ぎなかったわけです。

でも物語も後半になって千本木も女の子の体の友人を本格的に恋愛対象として扱うようになってきた。徐々に心を解かしていき実際にアクセサリーをつける(その関係を受け入れるという意思表示をさせる)段階まで進んだ。そこまでいったっていうのに元に戻ってしまった、と。
では千本木にとってその友人が女の子じゃなくなったらもう恋愛対象ではなくなるのか。外見こそが重要な要素であるなら身も心も菜々子である菜々子その人には惚れないのか。そんな面白いテーマも(個人的には)見えてきたと思います。

自論なんですが入れ替わったキャラクターというのは、単に操る人格・記憶が変わったというものではなく、まったく別の存在になったという風に考えられると思います。立場・状況・環境によって人の振る舞いは変わるものです。菜々子になったあきらは女性ならではの服を着こなし、女性ならではの立ち居振る舞いをしますが、以前の彼には気弱で優しいという要素こそあれ女装癖や性同一性障害といった面は描かれてません。菜々子の体を得たことでそういう存在になったんです。

私が思うに千本木が求めるのは、あきらの心だけでも菜々子の体だけでもありません。
「菜々子の体に入ったあきら」なんですね。

「やっと元に戻れたのに(また入れ替わるのは)絶対イヤだ!」発言は上記のように元に戻れない前提が崩れたって面もありますが、少女漫画的解釈で言えば(千本木にとって)「もう俺との恋はあきらめたのか?」とも取れます。元に戻ったのは不可抗力でしたが、ここで千本木に「体なんか関係ねえ!(以下略)」な流れになられるとちょっと腐ってて個人的にはあんまり美味しくない(笑)し、作品の軸もぶれてしまうので、あくまで千本木の求めるものは変わらないまま、物語の主人公たるあきらに“積極的な”重要な選択をしてもらう展開を望みたいと思います。

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2010年12月23日

『僕と彼女の×××』第58話


月刊コミックブレイド アヴァルス 2011年1月号 [Amazon] 掲載
『僕と彼女の×××』(著者:森永あい)
第58話

8月30日、あきらと菜々子は両親たちに今までとこれからのことをすべて打ち明けることになっていた。 そして桃井邸を訪れた菜々子だったが、菜々子・父を呼び出したところ菜々子・祖父が小さくなってしまった菜々子・父を 大きくする機械を完成させたのだった。テスト実験も成功。とりあえず菜々子・父が元に戻ってから 話をすることに。しかし、本番で機械は暴走してしまう。菜々子・父を案じ助けようとしたあきらと菜々子は 同時に大量の電気を浴びてしまって…。




前々回で菜々子の祖父が機械を直し始めた時点でもう一回機械を動かすイベントがあるのは確定でした。 でも話の中でどこらへんに持ってくるか?というのは物語の本当にラストのオチだと個人的には思ってました。 なにせ作者の森永あい氏が単行本8巻で終わりって書いてるし、未収録の外伝も収録することを 考えたらそろそろ幕を引かないといけない。最後にドカーンとやってギャグ漫画のオチという形にすれば、 思わせぶりだけど入れ替わったままですよとか、カオスエンドとか、(賛否はあるだろうけど) どんな無茶もありだなと思ってたわけです。

実際はオチにされず、今回のエピソードのラストの展開は今のところどうなったか わからないわけですが、想像される展開は大体三つ。
@あきらと菜々子は元に戻ってしまった。(本命・80%)
A巨大化した。(穴・10%)
B菜々子の父を巻き込んで入れ替わった。(大穴・10%)

一つずつ考えてみましょう。

@あきらと菜々子は元に戻ってしまった。

まあ普通はあの機械のトラブルシーンからはこの展開しか考えられません。 戻りたい時は戻れず、もう戻るのをあきらめた頃に戻ってしまうというのは ギャグ漫画として主人公たちの振り回されっぷりは面白いです。 が、さすがにここまで登場人物たちが納得し(特にあきら)、それまでに色んな 出来事を積み重ねてきただけに、この展開は正直精神的にキツイ…。

といっても菜々子の祖父がいる限りは再度入れ替わるっていう可能性はあるわけで、 元に戻るに加えて祖父が物語上で記憶喪失なり放浪の旅に出かけるなり(笑)して、 もう機械を作れなくなった状況が発生したら森永あい氏は本気だということです。 そういった感じで元に戻ったままになった場合は、想像される展開は「体なんか関係ねえ! 俺はお前がー(以下略)」みたいな感じでしょうか。森永あい氏の作風ならあり得る…。

A巨大化した。

祖父の機械が上手く動けば本来はこっち方面の変化が生じるはずだったわけで、実際祖父の鼻毛は 大きくなっていると。これでGTS(巨大女)フェチの心もがっちりキャッチです。(いらんか…) いやまあそれはともかく、こうなるともう別の漫画だし展開が斜め上すぎてまさに誰得。 ある意味衝撃的なのは間違いないけど、こうなったらさすがに怒ります自分も(笑)。 この展開はないでしょう。

B菜々子の父を巻き込んで入れ替わった。

ちっこくて見えなかったけど、菜々子の父も巻き込まれてます。つまりあきら・菜々子・菜々子の父で 入れ替わる組合せが変わる展開に! いやあの電気範囲が部屋全体まであったとすれば、 菜々子の母・菜々子の祖父までも巻き込んだ可能性も!…うーむ、書いててなんだけど、 あんまり見たくないなこの展開。こんな状態ではカオスすぎてまともな話は進められないでしょう。 カオスにしたってここに書いた展開にはなってほしくないです。はい。


ほとんど@の元に戻ったとしか思えないんですけど、そういう展開になるにしたって 「え?こんなあっさり?」というくらい軽く描かれましたねえ。 そろそろ作品が終わっても不思議じゃないんですが、まだ次回が最終話と宣言されてないから (言ってないだけかもしれませんが)少なくともあと2回はあるわけです。 個人的にはオチじゃない形で元に戻ったんならそれはそれで面白いかなとか思ってまして、 それならまだ話を転がせると思うので8巻で終わりなんて言わずにまだまだ続けてほしいです。

しかしまあ今回はまさにクリフハンガー・レイニー止めもいいとこ。 森永あい氏はこの段階から展開を変えるのも自由自在。 さてどうなりますかね。

posted by クロエ at 21:30| Comment(2) | TrackBack(1) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする