2009年06月07日

『恋するバカもの』


5/25 発売
マーガレットコミックス『7コール』 [Amazon] 収録
『恋するバカもの』(著者:広瀬なつめ)

イマドキの女子高生のまおりは同じ学校の明るくて爽やかな新之輔に憬れていた。しかし そんなまおりの視界には何故かいつも柄の悪い成田宇多丸の姿が。後日新之輔に告白することを 決めたまおりだったが、その前に現れたのは告白をやめさせようとしている宇多丸だった。 そしてたまたま2人の唇が触れた瞬間何故か入れ替わってしまう。まおりに何故邪魔ばかり するのかと問われた宇多丸は「新之輔が好きなんだ」と答えるのだった。





描かれるキャラクターが少女漫画でも所謂マンガっぽいキャラじゃなくて今時の女子高生っぽい 感じなのが良いなあ。女性の作家さんはよく男の友情と恋愛感情を同質のものとして捉える ようなことを聞くけど、この作品ではまさにそういう描写になっていて、完全に新之輔を巡る 三角関係になってしまっている。この手の展開だと憧れで遠い存在より憎まれ口を叩けるような 近い存在の相手のほうが良かった的な展開になりがちなんだけど、あくまでまおりが好きなのは新之輔 という部分は変わらないのもいい。

また全体的にいい意味で入れ替わりものの定石の外しっぷりが結構面白い。 男になった女側を簀巻きにしたり、友人とはいえ自分から女の立場でデートに 行こうとするとかなかなか珍しい。著者がそういうものをどこまで意識してるかは 量りかねるが、入れ替わった状態でのデートの描写は普通に萌えるものが あるんじゃなかろうか。あくまで少女漫画のそれなので探索描写とかを期待すると 肩透かしを食うけど、話としては恋愛よりドタバタ寄りなので結構好きかな。

posted by クロエ at 11:30| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

『ないしょのつぼみ』(第6期)/第4話


小学館 小学五年生 7月号 [Amazon] 掲載
『ないしょのつぼみ』(第6期)(著者:やぶうち優
第4話

今回はつぼみが初ブラする話。





この作品には大体大きく3つの要素がある。
・つぼみの恋愛
・性の目覚め
・入れ替わり
どれもそれ一つだけでメインテーマを張れるだけの魅力があるものだ。 問題なのはこの作品がそれ全部を一気に消化しようとしていること。 しかも1話16ページという制限の中である程度の起承転結もつけないといけない。 これは大変難しい…というか正直上手くいってない気がする。

入れ替わりという設定があんまり活かされてないっていうか、むしろ入れ替わりの 設定が作品全体の足引っ張ってるように感じる。つぼみの思春期の性の目覚めの 描写で想定読者であろう小学五年生女子に共感してもらいたい部分なのだが、 入れ替わりが発生するとそこまでの流れが阻害されてしまう。男の子が 入れ替わってそういうことを体験することになるわけだけど、それが単なる ハプニングでしかなく、それがあったからどうしたという部分がない。

例えば天空が女の子に理解がなく、つぼみと同じくらい積極的な性格な男の子であれば、 文字通り女の子を身を持って体験することで溝が埋まっていくといった流れが 出来たかもしれない。が、今のところひたすら受身でどうにも存在感がない。 すぐに元に戻ることが出来るっていう縛りの少なさもあってかつぼみも この入れ替わりをあんまり深刻に受け止めていないように見える。 この第6期では入れ替わりというものが今までのシリーズと大きく差別化する 要素だったはずなのでもうちょっとその辺を活かしてもらいたいんだけど…。


 

posted by クロエ at 23:00| Comment(1) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月24日

『三年契約』


サイト クラブサンデー 内掲載
『三年契約』(著者:葛城一)
紹介ページ

15歳の小林賢治は同じ中学で同級生だった西野愛に惚れていたが中学時代はちゃんと 会話することすら出来なかった。賢治は一念発起して愛と同じ高校に入るべく猛勉強を して合格したものの肝心の愛が落ちてしまい愛は女子高に通うことに。 賢治が女になりたいと3回願ったところ、願いを叶えてやろうという女の子が現れた。 半信半疑だった賢治だが自分の三年間の高校生活と引き換えという条件でその女の子に 体を交換されてしまう。これで一応愛の通う女子高に行けることになった賢治だったが…。





入れ替わるためのシチュエーションが漫画的に非常によく考えられていると思う。 絵は少々荒削りではあるものの女の子と入れ替わってとまどい半分嬉しさ半分な 描写はなかなか良いですな。高校生にしてはウブすぎる気もするけど(笑)。入れ替わったのが悪魔(?)の娘だから、その娘と しての立場の縛りこそないものの、話を引っ掻き回す役としての存在感は十分。

だが女の子と体が入れ替わったからには意中の彼女とのドキドキ生活が 始まる『菜々ちゃんは俺のもの』的展開かと思いきや、女子高に潜入した悪い人を 捕まえる話になっちゃうあたりは少年誌展開を意識しすぎかもしれない。 連載で長くやれればもっと色々展開できる設定なので出来たら連載とかまで 行って欲しいけどそうは簡単にはいかないか。しかし公式ウェブ上に作品を置くという発表方法だったわけだけど、 まだまだ紙で読みたいという意識が強いかなあ。どんどんこういう傾向が 出てくると追いかけるほうは結構大変だったり。

posted by クロエ at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ないしょのつぼみ』(第6期)/第3話


小学五年生 6月号 [Amazon] 掲載
『ないしょのつぼみ』(第6期)(著者:やぶうち優
第3話

自分の感覚だと「人間二人が同時にあくびをする」というのは珍しいことだと思うのだけど、 この漫画内では結構頻繁に起こってるらしい。あまり実際のそれと感覚が違うと違和感を 感じてしまったり、ストーリーとして得心がいかなくなりかねないのだが、少なくとも劇中では 「入れ替わりやすいが元に戻りにくい」という図式は一応あるようだし、あまり気にせず そういうものだと割り切って見たほうが幸せに楽しめそう。

しかし、なんとも飛ばしているのが入れ替わりシチュエーション。前回はトイレで用足し中 だったし、今回は宿泊学習の集団入浴中ときた。極めつけは次の台詞だろう。





最近の小学五年生すげえな! しっかしこの図はいかにもオタクが喜びそうなサービスに見える。 すごいには違いないけど学年誌でやっていいのかこれは、などと思ってしまうが、 それは自分のようなオタクの方が勝手に線を引いちゃってるのかもしれんね。 当の小学生は案外抵抗なく受け入れてたりしてそう。

こういう面ばかり目立っているけど、あくまで作品の主役はつぼみなので入れ替わる 状況が「気になる男子と話せる状況」という面が強くなってきた。それでなくとも どうにも天空の描写の比重は軽め。対象読者層が女の子だからこうなるのは 致し方ないとはいえ、天空にもクラス内に好きな女の子が別にいるとか、 入れ替わりモノなら同じくらい存在感があったほうが、入れ替わった際の 面白みがあるから作品が一年という長丁場だけにそこはなんとかしてほしいところ。

posted by クロエ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月19日

『僕と彼女の×××』第48話


月刊コミックブレイド アヴァルス 5月号 [Amazon] 掲載
『僕と彼女の×××』
第48話

菜々子祖父が機械を完成させるまでの期限はあと3日。完成までの日々を過ごすあきら。 その日が菜々子父の誕生日だったことを知ったあきらは菜々子父とともに誕生祝いの 買出しに出かける。しかし、菜々子父はあきらのいい女の子っぷりにとまどいつつも そこに理想の娘像を見てしまう。同じ日、菜々子父はあきらの体の様子を見に行くと そこにはすっかり身も心も男になった菜々子がいた。そしてその日遂に機械は完成した。





あきら以外のキャラが大抵自分勝手な性格な人間ばかりなこの作品の中で、かなりの真人間である 菜々子父。元に戻りたいというあきらの意思を汲む、どちらかといえばあきらの味方なのに、 あきらの素のいい人っぷり+菜々子の体というコンボは明らかに逆効果を生んでいるという(笑)話。 まあでも普通に考えれば実の娘がいかにこういう状態だろうと、これでいいとは本気では 思わないのが親というものでしょう。(そういうのがすぐひっくり返されるのが森永あい作品 だったりもするけど)

当の菜々子をどうやって連れてくるかという問題こそあれど、機械は完成したのであとは元に戻る ために話が動き出すことになる。その時に今回揺れ動いた菜々子父の感情が影響して きたりってのはあるかもしれない。まあ色々と今後の予想とかしたりしたけど、 展開はどうあれあきらの菜々子への想いだけはきっちりけじめはつけてほしいかなあ。 あきらの想いを菜々子が気付いてるのを思わせるような描写はなんとなくあった ような気はするけど、やっぱりそこははっきり伝えて白黒つけてほしい。

 

posted by クロエ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月29日

『ないしょのつぼみ』(第6期)/第1話


小学館 小学五年生 4月号 [Amazon] 掲載
『ないしょのつぼみ』(第6期)(著者:やぶうち優
第1話




ちょっと遅くなったけどこの作品を。学年誌における入れ替わりものといえば『ひかる♂♀パニック』以来。 いいねいいね最高だね!この作品では入れ替わりの条件が「同時にあくびをすることで入れ替わる」というもの。 『ないしょのココナッツ』とかでもそうだけど、元に戻ろうと思えば戻れるものの少し条件が難しいという バランスは話に緊張感が生まれて良いです。あくびしやすいように両者寝不足状態にすれば入れ替わりは しやすいけど入れ替わった状態でどちらかがくっきり目が覚めちゃうと今度は元に戻りにくい、という。





最初この作品が該当と聞いた時ちょっと驚いた。知ってる人は知ってると思うけど、この『ないしょのつぼみ』シリーズと いえば性教育をテーマにした作品という知識があったから。初期の頃には大きなお友達関係で結構話題に なりOVAにもなったりしていた。で、改めて調べなおしてみるとこのシリーズ、最近は結構 なんでもありになっており宇宙人や超能力やパラレルワールドが登場するような、性教育テーマは割と抑え目で どちらかといえばファンタジー系少女漫画という趣きらしい。

まあそういった前知識があったためこの作品は、小学生の男女が入れ替わって異性としての 性の目覚めを体験してしまうアブノーマルをぶっちぎるすごい漫画になるんだろうかとwktkして しまったけど、まあノーマルな入れ替わりものに落ち着きそう。第1話は15ページという 少ない枚数の中人物説明・入れ替わり展開・入れ替わり法則判明までやってしまっているので かなり駆け足気味だけど、次回以降はまあ王道なドタバタを期待したいですな。

 

posted by クロエ at 23:50| Comment(1) | TrackBack(1) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

『僕と彼女の×××』と入れ替わりのオチ


先日書いた雑記にコメントをいただきまして。
コメントをいただいたもえじろさんは『僕と彼女の×××』をメインコンテンツとする サイト、もえぎ色ネットを運営されている方でした。 すごい!
当サイトの記事を紹介いただきましてとても ありがたいことです。
その記事の中で「決着のつけ方」という部分に言及されていましたので、 どちらかといえば一般の方へ説明することを想定とした文章を書いてみましょう。


普通の人が入れ替わりを扱った作品を見る際には特にこだわりというものは ないと思うのですが、こと入れ替わりが好きな人間には入れ替わりの顛末という 部分は重要なウェイトを占めます。
入れ替わりを扱った作品は数多いのですが、その顛末はどうなったかといえば 大きく以下の3つのパターンに分けることが出来ます。

(1)元に戻る
(2)さらに入れ替わる
(3)戻らない

(1)の「元に戻る」はもっとも多いパターン。この場合、物語における 入れ替わりという現象のポジションは「ちょっとした事件・事故」というもの。 そして入れ替わった当事者にしてみればその状態は「異常な状態」であるため、 そのことが解決されることは作劇上のオチとしてはもっとも自然な流れです。

(2)の「さらに入れ替わる」はコメディ作品に多いパターン。
元に戻るつもりがさらにおかしなことに!というヤツです。そのインパクトから オチとしての意味合いが強いため、そこで物語が締められることが多いですね。

(3)の「戻らない」はちょっと稀なパターン。
前述の(1)の解釈で言うならば、「異常な状態」が解決されずに終わって しまったということになります。ホラーものでは割と常道ではありますが、 普通の作品でもあったりします。といってもそれが必ずしもイコールバッドエンド ではないです。

ことTSF好きにとって支持があるのは主に(2)と(3)です。男女の入れ替わり、 引いては男性の意識を持ちながら女性の体であるという状態に面白さを感じている 人間にとってその状態が維持(もしくは新たに発生)されるというのは至高のもので あるわけですね。

先日の『僕と彼女の×××』のオチがどうなるかという部分に 関してですが、この作品では元に戻るということが必ずしも重要ではなく、 あきらの心の持ちようが作品のオチを決定づけるのだと思ってます。 今度元に戻る機会があったとすればそれが上手くいくにしろいかないにしろ 物語を締めるきっかけにはなるでしょう。

敢えて入れ替わり部分のオチに言及するなら順当な予想では(1)か(3)ではないかと 思います。(1)であればあきらの元の体に戻ったことで菜々子への思いを寄せるという流れでしょう。 まあ千本木が性別関係なしに…という可能性もありますが(笑)。
(3)であれば、あきらが菜々子の体のまま千本木と結ばれる特殊BL的なオチか、 もしくは入れ替わったままあきらは菜々子へ思いを告げるというもの。 今のあきらを見ていればどれも考えられなくはないかなと。

色々ひねるという意味で私が考えたのは、例えば(2)のようなことが起こりつつも、 その新たな状態でストーリーが続いていくとかですね。そうなると“オチ”じゃない ですけど、まあ長期連載だったこともありちょっとマンネリ気味なとこもないと 言ったら嘘になるし、こうなったら流れが変わってまだまだ続けられると思ってます。 他の方の予想されたオチというのも伺ってみたいです。

posted by クロエ at 16:00| Comment(0) | TrackBack(1) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月22日

『僕と彼女の×××』第47話


月刊コミックブレイド アヴァルス 2009年3月号 [Amazon] 掲載
『僕と彼女の×××(ぺけみっつ)』(著者:森永あい)
第47話

しばらく取り上げてなかった当作品。なんだかんだで連載も(途中色々ありましたが)8年目に 突入。展開的にもクライマックスを思わせるようなところも?


菜々子のお父さんです


現れた菜々子の両親によってようやく元に戻れる希望が。両親が日本にいる1週間の 間になんとか決着をつけなければいけない。周りの誰にも知らせずに着々とその日を 待つあきら。元に戻ってしまったら入れ替わっている間に変化してしまった関係は どうなってしまうのかと不安を覚えながら…という展開。





少し前までは今の状況をあきらめて受け入れる、に近い感情まで 抱いたあきらだけど、元に戻れる希望が見えた途端こういう感覚に なっちゃうあたりはやっぱり男の子ですな(笑)。こういう描写を描く ことを忘れないからこの漫画はやっぱり侮れない。元に戻ることが テーマの今回のエピソードは話の核なので楽しみですわ。

まだ終わるかどうかは分からないけど、長いことやっていたので この作品の決着の付け方というのはとても気になる。 単純なのより色々ひねってほしいとか、 いくつか個人的理想と言えるパターンというのはあるんだけど、 割と森永あい作品のオチって投げっぱなし(に近いもの)がある イメージがあって(笑)、むしろそういう所が森永あいらしさ でもあるとさえ言えるから期待を裏切られてもそれはそれで らしいかなとは思ってる。
さてどうなるか。

 

posted by クロエ at 00:00| Comment(3) | TrackBack(1) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月11日

逆転ハニー


今年はもう少し更新できるように頑張りたいと思います。
昨年取り上げたかった作品がいくつかありますので出来れば そういったものを定期的に取り上げていきたいと思います。


白泉社 LaLaスペシャルLaLa 2008年10月号増刊)掲載
『逆転ハニー』
著者:時計野はり




昨年とても良かったと思った作品の中の一つ。作者の時計野はり氏は以前に『ヒミツの扉のくぐり方』という 入れ替わり作品を描いていて、今回もこの時と同様に女の子視点の話になるのかな、と 思ったが、読んでみるといい意味で期待を裏切られた。

幼馴染の高校生の男女、荒んだ性格の男の子とちょっと天然入ってる女の子。はっきり 口には出さないけど、お互いを大事に思っている。そんな二人が入れ替わるという設定は もうツボもいいとこで。言ってしまうと男の子の方がツンデレなわけだけど 着替えという状況にもうろたえてしまっている態度がかわいくてしょうがないッス。





まあ昨今の作品だと普通こういう状況だと女性の着替えをドキドキ体験しつつ、 他の女生徒の着替えも見れてウハウハという流れが多いんだけど、この作品は、 大事に思ってる幼馴染だからこそ、そういうのを受け入れることへの もどかしさみたいなものが上手く表現されてていとおしいなあ、と思うわけですよ。

キャラ造形もいいし是非続きを読みたい作品。連載までいっちゃうと話がダレちゃう かもしれないけど、この状況に振り回される二人をまた見てみたい。

posted by クロエ at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月26日

『C×C(コネクト×コレクト)』


ジャイブ 月刊コミックラッシュ 11月号 [Amazon] 掲載
『C×C(コネクト×コレクト)』(原作:秋タカシ、作画:田仲康二) 前編
紹介ページ





読んでてビックリしたんだけどこの作品王道展開のみしか展開がない。普通はその作品ならではの 独自の設定(『おれがあいつで〜』なら婆さんを殺したトラウマ抱えてるとか、『転校生』なら 舞台が尾道だとか)があるものだけど、この作品にはそういう修飾が一切ない。 二人の関係の説明もそこそこに開始4Pで入れ替わっちゃう潔さ。入れ替わり スキー的には全然OKだが一つの作品としてはどうなんだろうこれ。しかも前後編 とは…続いたところでもう描くことないぞ。絵柄は非常に今の流行りのそれなのでとても 読みやすいけど。

ストーリー的には全然大したものではないのだが、入れ替わり作品における“入れ替わった 当人同士のやりとり”が好きな者としては何回か読んでてじわじわきた。なにせ入れ替わった 二人と女の子の母親しか登場人物がおらず、全編二人のやりとりだけという徹底ぶり。 女の子側は表面的にはイヤがってはいるものの二人ともどちらかっていうとこの状況を 楽しんでいる感がある。もっとこういうドタバタコメディにおけるエッチなハプニング レベルの扱いの入れ替わり作品はあっていいと思う。

[この作品の情報はお茶の子さいさいさんからいただきました。ありがとうございました。]

posted by クロエ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月26日

コミカライズ『転校生 さよならあなた』


月刊 Asuka 7月号 [Amazon] に冒頭26P掲載
コミカライズ
『転校生 さよならあなた』(著者:三国桃子)





正直コミック化されるとはまったく予想してなかったので話を聞いて驚いた。メディアミックス をすることが多い角川ならではと言えなくもないんだけど、ぶっちゃけ公開劇場が少ないことの 救済措置的な面が強いんでしょうな。映画の鑑賞が難しい人は6/23に出るこれの書き下ろし単行本を 買いましょうってことで。ってこれ『僕と彼女の×××』の映画の時のガイドブックと 状況が似てて泣ける…。

Asuka誌にプロローグ編として冒頭の26Pが掲載されその部分を読んだ感想だが、 絵は最近の漫画家さんらしく非常に読みやすくていいんだけど、物語の要所要所の要素が 未だに最初の原作小説から来てる点が多いことに驚愕。今日日の中学生が オシッコだのチンチンだので盛り上がったりするかい…。予想通りだがリメイクとはいえ、某『時をかける少女』の ように現代の時代性を取り入れた形で換骨奪胎しきったものとは全然違い、ほぼ同じものを 大林監督が今の技術で撮っただけの感じなんだろう。

雑誌の映画秘宝7月号にも 今作の映画の評が載っていて、褒めたりもしているのだがなんとも歯切れの悪い 言い回しが多い。なんでも来月の8月号では大林監督の特集をやるらしいので 自分のように大林という映画監督に特に思い入れはなく、大林映画の 見方(そういうのに縛られるのもなんだが)がよくわからない人間にとっては ありがたい。おそらく前作の日本映画史における位置付けみたいなことが語られると 思うので興味ある人はこちらもチェックしてみてはどうかと。

[この作品の情報はみのむーさん、ちゅんさんからいただきました。ありがとうございました。]

posted by クロエ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(1) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

『どう男女!?』第1話


りぼん 6月号 [Amazon] 掲載
『どう男女!?』(著者:萩わら子)
第1話




取り上げるの遅くなってしまってすいません。
少女漫画で堂々の王道入れ替わりものの連載スタート!
こういうのは大抵少年になった少女の描写が多めになるものだけど、これは 割と均等に描かれててなかなか好印象。入れ替わった直後の驚きっぷりは 中々すごい。基本的に「自分の体を他人に取られた」という思春期の人間に してみりゃめちゃくちゃショックがデカいことが起きてるわけで、こんだけ 大騒ぎしてくれると嬉しくなってくるな!

基本的には既存の作品と比べて特に違うことをやってるわけじゃないけど、 掲載誌の対象年齢を考えればこれぐらいベタな方がいい。 気になる点はデフォルメ描写が多いのが少々引っかかるくらいか。また化粧が どうこうって言うのは割と男性作家には気付きにくい点で中々面白いなーと思った。 話の詰め込みっぷりが凄いので少女漫画誌によくある3回で終わるパターンかも しれないけど、出来れば長く続いてほしいもんです。

posted by クロエ at 19:40| Comment(1) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月22日

『しゅうと嫁』第1話


宙出版 ほんとうにこわい嫁・姑 5月号 [Amazon] 掲載
『しゅうと嫁』(著者:阪口ナオミ)
第1話「大日向家のトラウマ」




今までありそうでなかった嫁・姑入れ替わり作品。さらに連載作品というから驚きだ。 しかも内容は相当に強烈。嫁・姑の争いというのはもう理屈より感情で闘う世界であり、お互いの存在が 生理的嫌悪感を抱くくらい憎らしく思えるものだ。(あくまで私の想像ですが) そんな相手に 入れ替わることを想像するだけでも気分が悪くなるが、主人公の津奈美はさらに醜いババアの 体にされたんだから、まさしく踏んだり蹴ったり。一方の姑といえば若い肉体を得て「迷惑している」など と言いながらも心の内では(・∀・)ニヤニヤしている。

ほとんどダークと言ってもいい。生々しすぎて素直に楽しむのに抵抗を 感じるくらい。うちのサイトを見に来られる方なら「自分と誰かが入れ替わったら〜」という 想像はしたことあると思うけど、たまになんかの間違いで自分が現実世界で嫌悪している人間と 入れ替わったことを想像してしまい嫌な気分になることはないだろうか。この作品は そんなイヤな想像をまんま具現化されたような印象だ。(そう思わせるくらい主人公の描写が 上手く感情移入しやすいってとこもある)

よくこういうアグレッシブな設定で話を作ろうと思ったなあと正直感心もしていて 『ラブリバ♂⇔♀』にしてもそうだけど、まとまった話を作るという意味では、こういう 設定は相当に大変なハードルに思える。こういう冒険的な作品が見れるっていうのは嬉しいね。 いつもは入れ替わり作品は最終的に元に戻らないくらいがいいと思ってるけど、 さすがにこれは主人公が可哀想すぎるのでこの作品ばかりは元に戻ってほしいと思った(笑)。

[この作品の情報はみのむーさんからいただきました。ありがとうございました。]

posted by クロエ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月30日

『イケてる2人』/第252話


少年画報社 ヤングキング 04号 掲載
『イケてる2人』(著者:佐野タカシ)
該当 第252話



『イケてる2人』は個人的にも好きな漫画だったりするんだけど、まさか該当来るとは 思いませなんだ。佐次と女装っ子・桜井が入れ替わってしまうというエピソード なんだけど…これはなんというか…新しいな! 入れ替わりと女装という異なる嗜好のハイブリッド該当とでも言えばいいだろうか。 この素直に萌えていいのかためらう感覚がたまらん! これはこれで非常に美味しいけど 個人的にはさらに小泉を入れ替わりに巻き込んでほしいなあ。

[この作品の情報はみのむーさんからいただきました。ありがとうございました。]

posted by クロエ at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

『少年フェイト』の該当作


少々前の話になりますが、巷で話題の驚愕の同人誌『少年フェイト』を入手しまして。
一応サイトの方針として一部の人間にしか手に入らない同人誌は紹介しないというのが あったんですが、掲載されてる該当作が結構いい出来なので紹介をば。

『Fate stay/night』二次創作
『Magical Lovers』(著者:箱田あし&藤こよみ
第3話「突撃柳洞寺!」



この前の回で誤って薬を飲んで入れ替わってしまった(という設定の)士郎と凛。 元に戻るために柳洞寺へ向かいキャスターの力を借りようとする二人。アサシンの猛攻を かいくぐりキャスターに会うことが出来たものの、すぐに戻る方法はないと言われてしまう。 あるとすれば二人がアレをすることだと言うのだが…。といったストーリー。

物語のエッセンスが「ラブな二人が入れ替わった話」であり、『さくさく』(→作品リスト)にも 通ずるものがある本作。入れ替わったことでもちろん二人は困るんだけど、その状況を二人が いかに対処するか、どういう心のやりとりがあるか、の点に主眼が置かれているストーリーだと 思う。(そういうのを勝手にラブものと命名することにした。) この作品はまさしくラブな 士郎と凛が入れ替わるという話になっていて見てて(・∀・)ニヤニヤしてしまった。てっきり小ネタかと 思ってたので思わぬ拾いものですた。

またこの同人誌に載ってる作品全てが擬似連載ものを装っているので、いかにも続きが ありますみたいな形なのがなんとも小憎らしい。媒体がアンソロジーのように商業ラインに 乗っていないため入手は難しいかと思うけど、入れ替わりものが好きでFateも好きという人なら (いるんだろうか…)、ヤフオク等を駆使すればなんとか手に入るやもしれませんよ。

posted by クロエ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月04日

『僕と彼女の×××』第34話


マッグガーデン 月刊コミックブレイド 12月号 [Amazon] 掲載
『僕と彼女の×××』(著者:森永あい)
第34話




修学旅行編スタート。途中季節外れの海への遊びとかあったせいで本編中の時間の経過が 少々混乱気味だったけど、劇中の台詞によると入れ替わってから既に8ヶ月が経過している らしい。8ヶ月も経ってるのにブラの正しいつけ方も知らず、自分の下着姿見て興奮して 鼻血出すあきらはまったく素晴らしいったらないな!(* ´∀`)
最近はちょっとやおいオチが多かっただけに(それはそれで面白いけど)、今回はTS系のネタが走ってて良かった。あきらはあくまで自分は今仕方なく菜々子の体を 使ってるんだというスタンスは崩さないところが素晴らしい。

posted by クロエ at 14:36| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月16日

『Doする!?パラダイス』より『女の子のキモチ』


講談社 コミックボンボン 8月号 [Amazon] 掲載
『Doする!? パラダイス』(著者:玉越博幸
該当 第8話「女の子のキモチ」





キタ━━(゚∀゚)━━ !! いやいやいやこれは素晴らしい!
玉越博幸といえばTSFファン的には『ガチャガチャ』ということになるんだろうけど、 個人的には週刊少年マガジンに連載されていた『BOYS BE…』の方が印象深く 、この作品自体同じこと(オムニバス形式で男の子と女の子の恋模様を描く)をやってる 代物。入れ替わりものとして見たとき、用意されている設定は超がつくほど王道なんだけど、 それを『BOYS BE…』文法で描いているのが今回のエピソードである。

普通の王道ものといえば入れ替わった二人の悲喜こもごもが描かれるものだけど、 これはビックリするぐらい女の子になった男の子の場面しか出てこない(笑)。 よく少女漫画で該当があった場合、男の子になった女の子ばかりが描かれることがあるけど、 これはまさしくその真逆。ボンボン掲載ということはそれなりに低年齢層向けなはずなのだが、 探索あり・女子更衣室の着替えイベントありと、物心つくかつかないかのいたいけな少年を 入れ替わり萌えに目覚めさせるだけの破壊力は十分にある(笑)。

また王道ものに描かれる女の子といえば、良くいえば素朴、悪く言えばダサめの 女の子が多かったものだが、この作品だとミニスカニーソの絶対領域を持つツンデレ委員長キャラだ。 まったくいい時代になったもんです。終盤に判明するその女の子は実は主人公のことが 好きだったというのは『BOYS BE…』からあるご都合主義的展開だけど、その重要な告白 イベントを入れ替わりシチュでやったというのは実は結構新鮮。その5ページにも渡る 告白の駆け引きは名シーンですわー。

いい意味で湿っぽくなる要素を感じさせないようによくまとまっており、王道ものとして ちょっとエッチでノスタルジックに仕上げた傑作でしょうこれは。個人的に殿堂入りしていいかと思いますね。

posted by クロエ at 13:32| Comment(3) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月01日

『僕と彼女の×××』第32話


マッグガーデン 月刊コミックブレイド 8月号 [Amazon] 掲載
『僕と彼女の×××』(著者:森永あい)
第32話


この後、悶えます


千本木とのドキドキデート編完結。あきらは貞操の危機を迎えつつも桃井じいさんが 乱入し、しっちゃめっちゃになるというかなり無理矢理感漂うエピソード(笑)。 場面によってじいさんが邪魔になったり、必要になったりする駆け引きにも似た感覚は 結構面白い。また女の子らしい感情に芽生えて悶えるあきらというのは良いのだけど、 今回のオチしかりやおい絡みのネタが最近多いね。まあそれをちゃんとギャグとして 扱ってるから非常にバランスは取れてるけど。

posted by クロエ at 16:38| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月31日

『突撃!へっぽこ冒険隊』/第3話「あやしい二人」


富士見書房 月刊ドラゴンマガジン 7月号 [Amazon] 掲載
『突撃!へっぽこ冒険隊』(著者:浜田よしかづ
該当 第3話「あやしい二人」





ちょwwwwwwこれ凄いwwwwww
いやーこれ下手に感想書くとこれから読もうという人の楽しみ奪うことに なりかないです。入れ替わり好きだったら今月のドラマガ買って絶対損はしませんよ!

以下ネタバレにつき反転
単発エピソードものとしては素晴らしい出来! 古代魔法遺跡による 入れ替わりという導入も良いが、お約束なドタバタ、さらに 目隠しイベントあり、探索あり、とすごいことになってます。 もうこれはエッチっていうよりエロスな領域っすなこれ。ひゃっほーい!
男の子と女の子が入れ替わったらどっちが得かっていったらそりゃ 女の子になった男の子だよね、という直球ストレートなロジックが ダイレクトに面白い傑作エピソード。
「お…」っていうからにはアソコなんだろうなあ(笑)。すぐに 戻れなくていいからそれだけは勘弁ってことなんだろう(笑)。 マウナ( ノ∀`)踏んだり蹴ったりカワイソス。


[この作品の情報はちゅんさんからいただきました。ありがとうございました。]

posted by クロエ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月28日

『ななついろ★ドロップス』/「ななついろswitchs」


『ななついろ★ドロップス』
予約特典小冊子収録 該当 「ななついろswitchs」(著者:増田ぺろ)





この作品にまつわる背景を整理しておくと、
アダルトPCゲーム『ななついろ★ドロップス』の4/21の発売に関連し、一部の店舗にて 対応した予約キャンペーン(2005年12/9から2006年3/21まで)中に 予約したことで手に入る「キャンペーン特典BOX」のうちの一つ・小冊子「別冊★ななついろ」内に 収録された漫画が該当。後から知って欲しいと思う立場にとってははっきり言って入手が難しい。

予約特典が残っていて、かつ売ってもらえる可能性に懸けて秋葉原あたりを物色するという手段もあったのだけど、正直忙しくて そこまで手が回らなかったので、ヤフオクで 予約特典のみゲット。結果的に見ればソフト買うより安く済んだので結果オーライって感じ。 でもこの入手難度の高さは困ったものだなあ。将来的にこのゲームのファンブックあたりに 収録されたりすればいいのだけど。

内容自体はキャラを把握してないこともあって、入れ替わりの面白みもちょっと 薄味かな。王道の集団入れ替わりものでドタバタは割と面白いけど、入れ替わってるが 故の面白イベントが発生する前に話がまとまってしまった。割といい話系で 見せてるけど、もうちょっとエッチな展開があっても良かったかなーと思う。

posted by クロエ at 20:05| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする