マッグガーデン 月刊コミックブレイド 6月号掲載

第25話
えーここ最近は毎回のように誉めてるわけですが、今回も誉めます(笑)。
ていうか神レベルに磨きがかかってきたとすら思えます。いつも個人的に見所と思える部分を キャプってるわけだけど今回見所が多すぎて逆にキャプれなかった…。
特に心理描写が良すぎる。ブレイド誌211P-216Pにかけて(ノンブルないんでわかりにくいですが)の 一連の流れは正直鳥肌立った。
あきらにとってはこないだの演劇の時のキスで憧れの桃井に近づいたつもりだったのに、 椎名の屈託ない笑顔は当の桃井はますます自分から遠ざかっているという残酷な 事実を語っている。そんな傷心のあきらに畳み掛けるような千本木のガチ交際要求。
あきらはここに至ってこの状態(入れ替わっている状態)のまま前に進むことを初めて真面目に 意識した、と思われる。結局頭で考えた結論は今までと一緒ではあったけど。
もう今回感心することしきりなんだけど、ここまで心理描写で魅せることが出来るのは 女性の作家さんならではだなーと思う。ただここまでやっていながらちゃんとギャグとしても 成り立ってるあたりのバランス感覚が驚異的というか、正直脱帽もの。
前にも書いたことだけど千本木に入れ替わりがバレてからの心理的な駆け引きが 冴え渡っている。今の展開が森永あい氏の作風とやりたいことというのが ガッチリ噛み合ってる、というのを作品から感じる。この作品を現在進行形で 読める、なんて幸せなことよ( ´∀`)